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「あ"あ"──…! ひあ"あ"ッ!」 「うんうん、気持ちいいね。頭おかしくなりそうだね。はい、これ飲んで」 無理矢理口に流し込まれたのは得体の知れない液体だったけれどこんな状態では飲むしか出来なかった。 飲んだ直後、余計に身体が熱くなったような気がする。 「あ"、あ"ッ!」 「これね、気持ち良くもなるけれど、それより意識がはっきりする効果の方が強いんだ。気絶出来なくなるよ。副作用の方は……まあ、良いじゃないか。何でも。どうせ兵士に戻ったって「ああ、あいつが掘られた奴なんだ」って陰口叩かれてすぐに辞めたくなる。兵士辞めたらうちで飼ってあげるよ。再就職先が決まってるなら身体のことなんて心配しなくて良いだろう」 不吉な事を言う魔法使いが頭を撫でてくる。 「ああ"あ"ッ…ん、う"う"う"ーッ!」 ずっとイッている感覚が続いていてまともな思考なんて出来ない。 「ぬ、い"てぇ…!」 「どうしようかな」 「ん"あアアア…ッ…!」 「気持ちよさそうだし抜かなくて良いんじゃないかな?」 「っやだ、やだああああ!」 「あはは、喉痛めるよ」 魔法使いは笑うだけで抜いてくれない。 「ん"ん"ーッ…! い、や"、もうやだァ…!!」 頭が湯立ちそうだ。 「ひ…ぃ…ん"、っあ"、あっああッ…!」 ふいに魔法使いがエネマグラを掴むとずるりと引き抜いた。 「最初に使った薬、副作用はあんまりないけど効果が切れるのも早いんだ」 そう言って、またあの液体を中に流し込んでくる。 「止めて、やめろ、もう、ほんとに、限界……」 「大丈夫大丈夫。僕は全然平気だから」 そんなの、当たり前だろう。服すら脱がずに見ているだけなんだから。またエネマグラを押し込まれて、止んでいた刺激が復活して俺は情けない声を出して暴れた。 「ひあ"ッ…! も"、う"やめで…ぇ…! 許して…!」 「うん、かわいい。流石僕。趣味が良い」 魔法使いは興奮気味に馬乗りになって来た。 「セックスして終わりでも良いんだけどもっとかわいい所も見ていたいし、悩ましいね」 「い、入れていい、ちんこ入れていいから、もう、終わりに……!」 「犯された方がマシ扱いされるのも嫌だなぁ」 やっぱりセックスは後にしようね♡ と笑っている魔法使いの顔をぶん殴りたかった。 ◇◇◇ 「う"…あ"……」 何時間も放置されて、たまにまた薬を流し込まれて、散々イキまくって、もう息をするのも辛かった。足が勝手にぴくぴくと痙攣しているけれど止めることも出来ない。 「おつかれさま」 「ひ、い"っ!」 ずるっとエネマグラが引き抜かれた。 「飽き……堪能したからこれはもう止めにして、セックスしようね」 今飽きたって言おうとしただろ。人のこと死ぬほど酷使しといて何を退屈してるんだ。 魔法使いは鼻歌でも歌いそうなぐらい楽しげにいそいそとズボンを脱ぎ下着も脱ぎ捨てた。 「……は」 魔法使いのちんこが想像よりデカくて俺は息を飲んだ。絶対に入る気がしない。 「や……やめ"……」 「入れるね?」 「ひっ……!」 逃げようとするも縛られた状態では身動ぎ程度にしかならず、腰を掴まれて容赦なく馬鹿デカいちんこを突き入れられた。 「ッッッ!!」 奥の奥の、絶対に駄目だろう所まで一気にこじ開けられた。衝撃で息も出来ず短い悲鳴のような声を漏らすしか出来ない。 「久しぶりにした気がする。人の身体って暖かいよね」 「あ"ッ…あ"あ"ッ……」 「ね、君は? 人とセックスするのどれぐらいぶり? それとも初めて?」 「や"、動かないでえぇえ"え"…!」 ちんこの先がずるりと奥を抜け出ていったと思ったら、またどちゅっとこじ開けられる。刺激が強いとか、そんな次元の話じゃない。 「あ"ッッア"っ!!」 まともな言葉を発せなくてやめてくれと懇願することも出来なかった。 「いア"ア"ア"!!」 「ん……気持ちいい……」 魔法使いは俺の悲鳴なんて聞こえていないのかと疑うぐらいに呑気に呟いている。 「あああ"あ"…ッ!! や"、ア"ア"ッッ!」 腹の奥が苦しくて堪らない。一回一回こじ開けられる度に意識が飛びそうになる。 「い"や"ァア…ッ! ゆ"、ぅじて……!!」 「どうしたの?」 「も…ゆ、許しでぇえ…!」 「あはは、やだよ」 「いあ"あ"あ…ッ!!」 やめるどころかさっきよりも激しく腰を打ち付けてくる。 「あ"あ"ッ…! だれか…助けッ…」 「君のこと犯していいよって王さまが認めてるんだから誰も助けてくれないよ?」 「……ッ」 今改めてそれを言われると、駄目だった。なんで俺はこんな目に遭ってるんだ。魔物が増えた? そんなの知るか。国民がいくら食われようが、俺が死ぬ訳でもないのに。 「あれ。泣いちゃった。そんなに嫌だった? ごめんね?」 止めないけど、と言って本当に続行するこいつは本当に性格が悪い。 「う"ぅ…あ"っあ"ああッ…!!」 「まあ、余計なことは気にしないで。ね? ほら、お尻気持ちいいね」 「ッあ"……!」 「あ……そんなに締めないで。ずっと我慢してたからイッちゃいそう」 そんな事を言っていたけれど、魔法使いは全然イカず、開放されたのは俺がもう声も上げられなくなった頃だった。

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