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媚薬なHONEY 5

一回優斗さんに抜いてもらったのにまだまだ身体が熱い。 ベッドにようやく辿りついて、洋服を脱いでいった。 ぽんぽん脱ぎ捨てていく。 全部脱いでようやく解放感を味わう。 「ゆーとさん」 ベッドに腰掛ける優斗さんは背広は脱いでたけど他は着たままだ。 「はやくぬごーよ」 今日は飲み過ぎたのかやばいくらい身体が疼いてる。 優斗さんのネクタイを抜き取って、ぷちぷちボタン外してたら手が掴まれた。 「捺くん、ちょっとだけいい?」 なんだろう? 「いーよ」 って言いながらちゅーした。 舌差し込んで優斗さんの舌を絡め取ろうとしたら肩を掴まれて引き離される。 「捺くん」 「……ん……なに?」 もっとちゅーしたくて優斗さんに顔を近づけようとしたけど、 「あのね」 って遮られた。 しょうがないからボタン外しを再開する。 「いまの捺くんに言ってもしかたないとは思うんだけど……捺くん、もうちょっと気をつけないとダメだよ」 「……うん」 なにに気をつけるんだろ。 よくわかんねーままに頷きながらボタン外し終えてワイシャツを脱がせる。 ぎゅーって抱きついたら素肌と素肌が触れ合って気持ちいい。 「ゆーとさん、ちゅーしよ?」 「……捺くんモテるんだからね」 「うん!」 よくわかんねーけど頷きながら、ちゅーした。 なんか直前にため息つかれたようなきがするけど、今度はちゃんとキスに応えてくれる。 頭ん中溶けそう。 ぴちゃぴちゃ頭ん中に響く水音。 舌吸い上げられて、上顎くすぐられて。 咥内を這う優斗さんの舌に、下半身がずくずく疼く。 夢中になって優斗さんに抱きついて、キス終わんないんじゃねーかってくらい舌を絡み合わせた。 唇が少し離れて、唾液が口の端を伝って流れてくのを感じた。 「……は…ぁ…。ゆーとさんのキス大好き」 「俺も捺くんのキス好きだよ」 甘い声が耳元で響いてぞくぞくする。 嬉しくてへらへら笑ってたらギュッと抱きしめられた。 「……俺以外のひとにそんな顔見せたらダメだよ」 そんでそっとそんな言葉が聞こえて、そんな顔ってどんなんだろうって思いながら、うんうん頷く。 「わかってるよー」 「本当かな」 「ほんとうだよー」 「俺以外どこも触らせたらだめだよ」 声と一緒に優斗さんの指が動いて俺の唇と身体をなぞってく。 「ん……」 あたりまえだよ、って言いながら気持ちよさに頭ん中ぼーっとなる。 「ゆうとさんだけだよー」 つーか、ほかのやつなんてありえねーし。 けらけら笑いながら履いたままだった優斗さんのズボンに手を伸ばしてベルトを外してく。 「……クロくんにキスしたくせに」 ぼそり、と頭上で優斗さんがなにか言った気がしたけどよく聞き取れなくて首を傾げて顔をあげたらベッドに押し倒された。 ドキドキワクワクしてたら身体を反転させられてうつぶせにされる。 背中を辿って尻に優斗さんの掌が這ってきて―――。 「んっ?」 ぱちん、ぱちん、と叩かれた。 でも全然強い力じゃなくって軽く。 痛くもなんともないけど、突然だし今までされたことがなかったからキョトンとして顔を上げた。 「ゆーとさん?」 「……ちょっとお仕置き」 「おしおき? なんで?」 「……もういいよ」 「えー? あ! わかった! あれだ!」 俺、お仕置きされるようなことしてねーし。 どうしてかため息をついてる優斗さんに首傾げながら笑いかけた。 「SMぷれいっていうやつ?」 「……は?」 身体を起こして優斗さんに抱きつく。 「おれ、ゆーとさんがしたいっていうならいいよ? でもソフトなのがいいな」 痛いのは嫌だけど、優斗さんがどうしてもっていうならなんでも受け入れる! 「……いや、そうじゃなくて。……なんだろう……媚薬のせいなのかな」 ぼそぼそと困ったように優斗さんがなにか呟いた。 どうしたんだろう。 つーか、媚薬? 「媚薬ぷれーしたいの、ゆーとさんっ」 「……いや、そうじゃな」 「媚薬ってすげーんだよ! 何回ヤっても平気って感じ!!」 「……飲んだってわかってたの?」 「なに?」 「……今日」 「今日? いまはよっぱらってムラムラしてるだけ! 媚薬高一のときにオネーサンと飲んだことあるんだけど! あ、昔のはなしだからね! とにかくすごかったよ! びやく!!」 「……」 「みだれるゆーとさん見てみたい!!」 「……」 「ひとばんじゅーでもできるよ、きっと!」 まぁ媚薬なくっても優斗さんとなら一晩中出来るけど! 媚薬プレイしてみたいなー、なんてヘラヘラ笑ってたら、いきなりギュッと俺の息子が優斗さんに掴まれた。 「んっ」 不意打ちだったけど、ずっとフル勃起だった俺の息子くんは嬉しそうにびくつく。 「……一晩中出来るんだ?」 にっこり、優斗さんが俺に笑顔を向けてくる。 けど目が笑ってないような気がするのは、きっとすっげー興奮してるからなんだろうな。 「うんっ、ん」 大きく頷いたら、酔いのせいか少しクラっときて、そんで同時に優斗さんの手が動いてきつめに俺のが上下に擦られた。 気持ちよくてため息ついたら優斗さんがのしかかってくる。 「じゃあ―――、一晩中、ね?」 するするー! なんて、へらへら頷く俺。 とりあえずしばらく禁酒しよう、と思うのは翌日のこと。 のんきに俺は優斗さんの首に手を回して、 「ゆーとさん、ちゅー」 ねだりまくってた。

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