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媚薬なHONEY 6
「ンッ……」
すぐにキスしてくれる。
だけど舌を絡めようとしたら逃げられて、咥内をゆったり這ってくる。
その動きがもどかしいし、舌絡めたくて舌を動かす。
だけど軽くあしらわれる感じで優斗さんは焦らすように咥内を犯しながら、
「っ、ふ……ぁ」
俺のを握りこむと上下してきた。
さっき吐き出したばかりだっていうのにギンギンの息子。
酔ってるせいですっげぇ敏感で、もっとしてほしくって腰を押しつけちまう。
結局俺の舌は放置されたまま散々咥内荒らされて、唾液をこぼれさせてしまったころ優斗さんの唇が離れていく。
今度は首筋、鎖骨と濡れた唇が落ちて吸いついて舌が這って。
「……ん、……ぁ」
息子は扱かれたままだから、気持ちよすぎて頭ん中溶けそう。
もうほとんど溶けてるけど。
胸の突起も吸いつかれて舌で転がされて、電流のように身体中に痺れと快感が走りまわる。
くちゅくちゅ先走りが溢れてる音が扱かれるたびに響いてくる。
「ゆうと……さん……っ」
酔っぱらったときって普段より敏感にはなるんだけど、今日はいつも以上。
触られたら触られるだけもっともっと触ってほしくなる。
際限なく触れられてたい。
腰を揺らしながら、優斗さんの手の中に俺のを擦りつけるようにして、優斗さんを見つめた。
「……うしろもさわって、ほし…い」
「―――いいよ」
優しく笑って一旦優斗さんが俺から離れる。
ローションを取るためなんだけど、それだけでも離れたくなくって優斗さんの腰にしがみく。
そういや優斗さんはズボン履いたままだったから脱がしていく。
優斗さんはそんな俺の行動を気にせずにローションを手に垂らして温めてくれてるみたいだった。
お互い真っ裸になって、んでまた押し倒される。
うつぶせにさせられて腰持ち上げられて、ぬるっとローションを馴染ませるように後孔に触れてくる指。
「ン、っ……ぁ」
ゆっくり後ろに指が一本挿ってきて、同時に前も掌に包まれた。
背中に唇が触れて、ゆっくり身体の中を指が動きだす。
もともとめいっぱい熱くなってたから、少し動かされるだけで頭が朦朧とする。
前も後も同時になんてされたら、声我慢なんてできねーし、声上げながらシーツを握りしめてた。
「……っは……、ゆーとさんっ……も、出そ……うっ」
ついさっき出したばっかだけど、あっというまに二本を咥え込んだ後孔をかきまわされながら前弄られたら、そりゃ吐射感わく。
早く吐き出したくて腰を上下に揺らしてたら、
「ちょっと待って」
って、指の動きが止められた。
「ん……っ、ゆーとさん」
指がずるっと抜かれて、ヤダって振り返ったら腰を掴まれて後孔に硬いものが押し当てられる。
「ッ、んぁ」
「少しきついかもしれないけど、我慢してね」
「……ぁ、ぅん……っ」
もう数えきれないくらい抱きあってるから確かにちょっと苦しいけど、優斗さんのものは俺の中を押し広げるようにして挿ってきた。
焼けつくように熱く感じる。
ぎゅうぎゅうに後孔にうまった優斗さんのものは硬くて、少し動くだけで電流のように刺激を頭ん中まで送ってくる。
「……ん……ぁ、っん」
深いところまで挿入されたそれが、もっと奥にいくように優斗さんが腰を押し付けてくる。
もう本当にまじでやばい。
本格的に動き出されたら絶対すぐイク自信ある!
挿れたばっかりでもいいからイキたいし、イってもきっとまたすぐに復活するような気もするから早く動かしてほしい。
俺も腰を優斗さんに押し付けると、腰に置かれた手がそっと撫でてきて、片方の手がさっきまでと同じように俺の息子を握ってきた。
「ンッ……ゆう、とさん……っ、もうイキそう」
触られただけでくすぶってる吐射感が増す。
腰だけを持ち上げられている俺は枕をつかみよせてしがみつきながら肩越しに優斗さんを見た。
「もう?」
「うんっ、だって、きもちいい……ッんあ」
ずぶずぶと優斗さんのが抜け出ていく。
その感覚に背筋が震えて、そんですぐにまたゆっくり挿ってきて、背中がしなる。
きっともう、イク。
でもやっぱりすぐイクだろうけど、もっと激しく揺さぶってほしくって、目で訴えたら優斗さんが目を細めて力強く腰を打ちつけてきた。
俺の希望通りに肉と肉がぶつかり合う音が響くほどの律動がはじまる。
ぐちゅぐちゅ、ローションが結合部で泡立つ音が響いてくる。
俺のものは撫でるように扱かれてて、それだけでももういつ爆発してもおかしくないくらいに膨張してた。
「んっ、ぁあ、ん」
いつもより声が出まくって、目の前がチカチカして、あっという間に絶頂の波にのる。
もう少しで、イク。
頭ん中が、身体中が痺れて、迫ってくる絶頂感にゾクゾクする。
ああ、もうまじで気持ちいい。
もう、イ―――……。
「ん……っあ、……ん、ン、イッ!!!??」
あと2歩、3歩、って、瞬間。
ずるり、と優斗さんのものが全部抜けて、俺の息子の根元がギュッと掴まれた。
喪失感、と、きつく掴まれて痛みに眉が寄る。
イキかけてた身体は決定打を失って、絶頂には足りないけど微妙に疼いて震える。
「な……んで……っ」
もうイクところだったのにー!
涙目で優斗さんを見ると、優斗さんはやっぱり優しく微笑んでて。
「まだ、ダメだよ。一晩中するんだよね? あんまりイキすぎたら疲れて寝ちゃいそうだし。俺がイイっていうまで、我慢してね?」
「……」
うん、優しい笑顔で。
微笑んでる―――はず、なんだけど。
いつもならイかせてくれるのにって半べそになってたら身体を反転させられて、息子の根本握られたまま正常位でゆっくり、ゆっくり優斗さんのものがまた挿ってきた。
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