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第8話
ドクン、ドクンーーー・・・・・・。
撫でられたところが熱くてあったかくて、もっと撫でられたいと思う。
これがSubってやつ?こんな気持ちだったのか?
撫でていた手が離れて寂しいと感じていたら、林田の長くて男らしい指がつぅーと服の上から俺のものに触れる。
「お前、あれだけSubを馬鹿にしてたのにもうこんな勃ってるし。俺に命令されて悦んでんの?」
「ご、ごめんな、さい・・・・・・。」
恥ずかしいのと勝手にこんなんになったことに怒られるかもしれないと本能で感じてしまい、涙が勝手に流れる。
「なあ、俺に命令されんの、好き?」
林田の手の平が指が俺のものを撫でるように触りながら、耳元で低く吐息混じりに問う。
「・・・・・・ぅッ。」
ゾクゾクと快感が押し寄せてくる。
林田の手を止めたい。けれどもっと触ってほしい。
DomでもあるプライドとSubの本能が頭の中でごちゃごちゃになる。
「おい、ちゃんと答えろ。俺に命令されんの好き?《 Say 》」
「好き。林田に命令されんの好きだ。」
「ふっ、お前は良い子だ。」
大きな温かい手が頭を撫でる。
「ま、そーゆうことでお前の体調不良はSubでの欲求不満が引き起こしてたものなんだが、今は俺が無理矢理Switchにしたからなあ。それを解消するにはDomとPrayするしかない。で?どうする?ランクはどちらにしても同じだから、Aランク以上の奴とPrayしなきゃ意味がない。」
そんなのーーー・・・・・・。
お前、しかいねえじゃんーーー・・・・・・。
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