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第10話

それは、って思うのに身体が勝手に動く。 林田から少しだけ身体を離して着ていた服を脱いでいく。 ーーー・・・・・・恥ずかしい。 でもーーー・・・・・・。 もっとーーー・・・・・・。 ーーー・・・・・・見て欲しい。 「下着は履いたままでいい。《 Stand up( たちあがれ) 》、こっち向いて、《 Look( 俺に見せろ) 》」 立ち上がってゆっくりと林田の方へ振り向く。 眼鏡越しでもわかる、強くて男っぽい視線がじっと見る。 こんな格好させられて嫌なハズなのに、その目に見られるのを喜んでいる。 意識すればするほど、下半身に熱が集まるのがわかる。 「紫音。どうして欲しい?」 「さ、触って、ほし、いッ。」 「どこを?」 「・・・・・・ココ。」 命令されるたびに快感でずっと、勃ちっぱなしな下半身を指しながら言う。 「俺が命令しただけで勝手に気持ち良くなっちゃったしな?紫音にはお仕置きが必要だな。」 お仕置きーーー・・・・・・この言葉を身体が魔法のように感じて悦ぶ。 「紫音、《 Com( ここに来い) 》、《 Roll( 寝転んで) 》」 ベッドへ近づき寝転ぶ。 いつもは俺がSubの奴らを見下ろすのに今は林田に見下ろされるのが気持ち良いと感じる。 林田の手が下着越しに触れる。 布越しに下から上へとなぞられる度にビクっと身体が震える。 何度も触られて布との摩擦で痛いくらいに勃ってるのがわかる。

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