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第17話

昨日の林田の命令口調、いつも以上の声の低さで放つcommand、触れられたところが頭の中の大半締めてやがる。 また林田の触り方を思い出しては、自分の下半身に手を伸ばし弄る。 学校、行かなきゃいけねえのにーーー・・・・・・。 学校の後は病院で、林田が迎えにくる。 行かないとまたグチグチ文句言われるのはわかってる。今までもそういうことは何回もあったから。 怒られる・・・・・・叱られたい・・・・・・たかが執事のくせに偉そうに怒るな・・・・・・怒って、お仕置きされたい・・・・・・上手くできたら褒めて・・・・・・身体中触れて・・・・・・。 「・・・・・・んッ、あっあ、は、やし、だッ、ン、ふぅッ、あ、い、イクッ」 はぁ・・・・・・はぁハァはぁ・・・・・・。 「・・・・・・アホか。俺はSubじゃねえっつーの。」 今日講義何限からだっけ・・・・・・2限? あー、もう行かなきゃマズイのに・・・・・・。 このままここにいたら林田に怒られるかもと期待してる自分がいる。 ーーー・・・・・・ってちがう!!!期待してない。あんなのに怒られるのは腹立つだけだから!!! 学校行こう。 荷物を持って部屋を出ると、ドアの前で仁王立ちしている林田がいた。 「あ、あの・・・・・・い、いつからそこに?」 まさかさっきの聞かれてねえよな!? と思いつつ、視線が怖くて合わせらんねえ。 「紫音様、貴方って人は・・・・・・。今からでは遅刻しかねないので、本日は車でお送りします。先に外でお待ちください。」 有無を言わせないような言い方をされると、ホワッと頭が一瞬だけ変になって、嬉しくなる。 だから!!違う!!俺はSubじゃねぇぇぇぇぇ!!! 「紫音様。お待たせ致しました。」 軽く会釈しながら、後頭部席のドアを開けている林田。たしかにいつもならソッチなんだけど、何となく今日は助手席に座りたい気分だったから、その林田を無視して助手席に座る。 「・・・・・・今日はこっちでいい。早く出せ。」 「ふふ、かしこまりました。」 運転する林田をチラっと見る。 いつもはそんな見たことない横顔。そもそも、バックミラー越しでしか見たことないからどんな風に車を運転するのか初めて知った。

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