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第22話
朝、寧人 は起きるとベッドには一護 はいない。その代わりに台所からいい匂い。
「おはよう、美味しそうな匂い」
「おはよう」
一護が朝ごはんを作っていた。寧人は後ろからボーッとその様子を見ている。
「こういう時は後ろから抱きしめてもいいんだから」
「えっ……」
振り向かずそういう一護の大きな背中に恐る恐る腕を伸ばしゆっくり抱きしめる。背中から伝わる一護の体温に寧人は幸せを感じる。
一護は鼻歌を歌いながら卵焼きを焼く。じゅうじゅうと。
「昨日はね、寧人が少しかっこいいなぁって思ったの」
「なんだよ、いきなり」
「頼知 と過ごした子供の頃のこと。楽しかったけどさ、色々あって辛かったこともあったの。でも寧人は無理に詮索してこなかった。夜も何も言わずに僕を抱きしめてくれた……すごく嬉しかった」
「いや、なんか寂しそうな目をしてたから。何も言ってやれずにごめん」
「ううん、それで良かったよ。惚れ直した」
「……お世話好きな理由も知れたし、頼知くんも見た感じ素直で明るい子。一護がしっかりお世話してあげたからなんだよ、きっと」
「それは自信ある」
「そうか……」
寧人はギュッとさらに抱きしめる。
「でもさ、また話したいときに過去のこと僕に教えて欲しい」
「……うん……」
朝からイチャイチャ。少し卵焼きが焦げたのか匂いがしてきた。
「はい、さっさとトイレ、顔洗って」
と一護が振り返ると寧人はまだしがみつき、そして大きくなった下半身を一護の後ろからなすりつける。顔は背中の匂いを嗅ぎ、腰を動かす。寧人は今までそんなことをしたことがないが、本能的にそう動いているようだ。
フゥン、フゥンと鼻息も漏らしながら……。
一護もアンっと喘ぐ。火を止めて流しに移動して寧人は一護のパンツを下ろして彼のお尻を出した。白くてすべすべしたお尻を。そして自分のパンツも脱ぎ朝立ちしたアレを露わにした。
「寧人ぉ、僕いきなり入れても大丈夫よ……コンドームはあのケースぅ……」
一護はお尻を突き出す。だが無言で寧人はアレをお尻の割れ目に擦り付ける。
「ま、まさか……寧人っ」
まさかのとおり、いつものように寧人はあのプレイをし始めた。
「あっあっ……」
「イヤ、寧人ぉ! そのままぶっこんでええええ」
「んあっっっ!!! 」
数回擦り付けたあと寧人のアレからたくさん精液が出て、一護の白いお尻にかかった。
はぁっ、はぁっと言いながら寧人はアレを擦り、かける。
一護は振り返る。
「もぉおおおっ! 寧人」
「ごめんごめん、これが好き」
と寧人はティッシュを箱ごと持ってきて拭き取る。寧人の笑い方が無邪気。少し前よりも一護に心を開いてきたようだ。
「バカァ」
「はい、一護……僕のを舐めて綺麗にして」
「……喜んで」
一護はしゃがんで髪の毛をかき上げて寧人のアレを口に含んだ。
「んうっっ」
年上でへっぽこなSE寧人と年下のお世話好き一護の生活は続く。しかし確実に2人は恋人同士とは限らない。
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