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第56話
2人はとりあえず日没まで撮影をし、ラブホテルを見つけそこに泊まった。
他のホテルよりも安い設定金額で泊まれたのである。
「明細切るときにこのラブホの名前書くんだよ……やだな」
「直接ラブホ名書かずに大元のグループ名を書けばいいんだよ……ここのホテルは近くのスーパー銭湯やビジネスホテルも経営しているから、ラブホだけとは限らない」
「なるほど……」
一護 は経理に関しても知識があるためそれも寧人 にその都度教えていた。
「それにラブホは必ずしもエッチをする場所とは限らない。女子会とかもやるらしいのよー。もぉ、寧人は溜まってるからラブホ=セックスなのよ。いやらしいっ」
と言いながらも一護は寧人の前でサイクリングスーツを脱いで全裸になった。若い彼のアレはギンギンに勃っていた。
「これも明日どこかコインランドリーで洗いにいかないとね。近くにあったから朝一行こ……って、寧人?!」
一護の脱ぎ捨てたサイクリングスーツを寧人は拾い、匂いを嗅ぐ。
「こ、この匂いっ……汗の匂いっ……一護のぉっ」
と興奮している。
「変態っ、やめて」
「ズボン、パンツの匂いも……懐かしい!」
と言って寧人も脱ぎ始めた。
寧人のあそこは少し疲れているが勃っていた。一護は跪いて久しぶりに見た寧人のアレに惚れ惚れした。
「寧人のっ、久しぶり」
とすぐに口にくわえた。寧人は悶絶する。
「サイクリングだけじゃ発散できねぇよ、このやろう」
「荒々しい寧人、好きっ。この匂いも、色も形も懐かしい……」
「もっと舐めろ、そして……うあっ、だめ、だめ、そんなに動かしたらイッちゃうううあうっ、一護の中にだしたいのののののにいいいいいいっ」
と一護が口から離した瞬間に精液が飛び散った。
顔に残りをかけさせた寧人は気持ち良いが不満げである。
「挿れるのはこの企画終わってからー」
「な、なんでだよっ……」
少し顔を赤くした一護が
「だってサイクリングするときお尻にサドルが当たるからさー、セックスしちゃうと痛いの……だからぁ、この企画終わるまでお口ね」
「うそだろぉおおお」
寧人はせっかく蘇った精力なのにとガッカリする。だがまだあれは元気なようで。
「じゃあ一護、いつものあれで」
「うん、でもさー調子に乗って滑ったとか言って挿れないでね」
「……わかった」
と一護は四つん這いになってお尻を寧人に向けた。鏡の前なので喘いでる姿を見られるのは恥ずかしそうだが寧人が喜ぶのならと突き出す。
寧人は久しぶりにお尻にローションを垂らして自分のアレを擦り付ける。
「あああっ、なんだかんだでこのプレイが一番……」
「僕もだよ、一護……この感触は一護の尻でしか味わえない」
「嬉しいっ……他の誰かにはこれだけは負けたくないっ。あっ、寧人の熱いものが伝わってくるぅっ、もっと擦って」
「ふぅ、ふぅ……」
鼻息の荒くなる寧人だが彼の悪巧みが始まった。ローションをうまく垂らして一護の入り口付近に寧人のを当てがう。自分のアレにもローションを大量に垂らす。
「だ、だめよっ。周りを擦るだけ……ねぇって」
「一護っ、一護のサドルが憎い」
「ちょ、何言ってるの?やっ、やめ、っ!」
と一気に寧人は一護に入ったのだ。
「入ったああああっ」
と腰を振り出し、叩きつける寧人はもう止まらない。
「いやっ、いやっ! ああああんっ……寧人をぉおおおおっ」
嫌がりながらも物凄く感じる一護。
2人は叫びながら絶頂を迎えた。
一護は息を切らし、寧人はまだ余韻を楽しむかのように一護のお尻に擦り付けている。
「バカ、寧人ぉっ」
「お前と2人きりになったらバカになる」
「寧人は本当のばかぁっ」
そう言い合いながら2人は向かい合って抱き合う。そしてたくさんキスをする。
「もう一回」
「おい、明日は立ち漕ぎ決定だな」
「やだ、勃ち漕ぎしてたくせに寧人はっ」
結局それから2人はしばらく会えなかった穴の埋め合わせかのように愛し合ったのだった。
翌朝、案の定一護は……
「もぉ、しんどい」
寧人の方も
「腰が、きつい……でも今日は昨日よりも距離が」
彼は腰を振りすぎて腰を痛めている。
そんな卑猥な部分はもちろん撮影はしていないがこの2人の掛け合いがミーチューブの一部視聴者からの反響が多く、寧人や一護のこまめな視聴者へのレスポンス、そして2人の関係性がBLぽいと話題になり視聴者数もじわじわ増えてきたのは2人どころがGテレビも驚いているのであった。
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