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アス第4話*
頭が朦朧として来た。
どうしたらいいのか分からなくなって、少しボーっとしてたら、キョウの手が俺の股間の完勃ちなモノを握る。
「ひうっ!」
「ア~ス。かわいい。こんなに硬くして。痛いのが好きなのかな?」
流れるような手つきで俺の制服のズボンのベルトを外しファスナーを下げ、下着もずらされる。
完勃ちで窮屈だった俺のモノが解放され、キョウの手に握られ上下に扱かれた。
あっというまに俺のモノから先走りが溢れ出し、ヌッチャヌッチャといやらしい音が静かな図書室に響き渡る。
それに気付くとキョウは親指でクルクルと先端を撫で、トロトロと湧き出る俺の汁を人差し指と中指に馴染ませた。
さっきから散々弄られて赤く色付きいつもより腫れぼったくなった俺の乳首も、左右交互に丁寧に舌で転がされてるんだ。しかも時々カリッと歯をたてられる。
その度に俺はもうイキたくてイキたくて堪らなくて…
「あぁっ!もう無理だって・・・ヤメテ・・んんっ、もうイキそう・・キョウ~」
涙がポロポロと流れ落ちる。
「ア~ス、かわいいねぇ。いい顔になって来た。けどイクのは早すぎない?もっとオレを楽しませてよ。」
キョウの左手が俺のモノの根元を強くギュッと握る。そして右手はあろうことか、俺の尻穴の周りを撫でている。
「ちょっ、ちょっと待って!ひうっん!止めろ!そこまですんの?俺無理だから。BLは二次元だから美しいんだよ!リアルは無理だって・・・」
「・・・うるせぇ。黙れアス。黙ってオレを感じてろよ。気持ち良くしてやっから。」
「心配しなくても流石にこんなとこで、処女までは奪わねぇよ。」
そう言ってニヤリと笑った。
・・・あぁ、昔の俺が大好きだったキョウだ。
俺の口調は昔のキョウの真似だ。
キョウは綺麗な顔をしてるくせに、俺の前だけではすげぇ口が悪かったんだよ。
他のヤツらの前ではさっきまでの口調になるけどな。
ガン無視されてからこのキョウの口調を聞くのはいつ以来だろう?五年、いや六年ぶりか?
あぁ・・ダメだ従いたくなっちまう・・・
クタリと力の抜けた俺の体を図書室の床に寝かせて、キョウは俺のモノをまた扱き始めた。
「んん・・ヤダ、もう出ちゃうよぅ・・・」
・・・ダメだ俺まで幼い頃の口調に戻ってる。
俺は逆に子どもらしい甘えた口調だったんだ。
けど、素直に甘えるのが苦手なくせに、こんな喋り方な自分が恥ずかしくなって、小学校に入った頃からキョウの口調の真似をして虚勢を張り出したんだ。
「まだだ。がまんしろ。今日はちょっとだけこっちもほぐしてやるから。」
そしてまた左手で俺のモノの根元を強く握り、射精出来なくされた。けど、先端からはその前に出たトロトロとした先走りが溢れている。再度右手にそれを纏ったキョウは人差し指でゆっくりと俺の尻穴を撫で続ける。
イキたくてもイかせてもらえず、やわやわと尻穴を撫でられる感覚に体はどうしていいか分からずガチガチだ。
そんな中、キョウがフッと俺の耳に息を吹きかけ、耳朶を甘噛みした。
「ひゃうんっ!」
びっくりして逆に力が抜けた俺の尻穴に、すかさずキョウの人差し指がつぷりと侵入した。
「ヤダ!いっ痛いよ。怖い・・無理無理無理・・・」
涙がポロポロと溢れ出て止まらない。
「ん、流石にローションなきゃ無理か。アスのいいとこ探したかったけど、次まで待ってやるよ。」
と言って人差し指をゆっくりと抜いた。
「良くがんばったな。アス、もう気持ちいいことだけしかしねぇから安心しろ。」
そう耳元で囁いたキョウは、ゆっくりと左手を緩め俺のモノを再度強く扱き出す。
そしてまた感度が上がりすぎた俺の乳首を優しく食んだ。
「んんんっ!キョウ、ダメ、もうイッちゃう・・・」
「いいぜ。」
「・・・イケ、明日楽。」
耳元で、低めの声でそう命令された瞬間、途方もない幸福感が押し寄せ・・俺はキョウの手の中に勢いよく精液を吐き出し・・・
意識が飛んだ。
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