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キョウ第7話
経験やテクニックなんて、ほんのちょっとしか役に立たなかった。
そりゃそうだ。
アスに対する自分の欲望を抑えてどれだけの年月を過ごしたと思ってんだよ。
そのアスを相手にオレが冷静でいられるわけがない。
「恋は一人でも出来るけど、愛は二人で育てる」か。
アスママの言う通りだ。
オレがいくら一人で突っ走っても単なる自己満足だ。それがいくらアスの為を思ってやった事だとしても、横にアスが居なきゃ意味がない。
「あぁ、アスママにはメッセージ送ったよ。疲れて寝てるんで、そのままウチで寝かせておきます、って。」
「ええっ?母さんなんて?」
「よろしくね(ハート)」
「あ~ハートはねぇわ。うわぁ~けど完璧にバレてるよなぁ・・」
「今更だろ。それより風呂沸かしたよ。入るだろ?」
「わぁ!嬉しい。俺先に入っていいの?」
「はっ?一緒に入るよね?」
「むっ、無理無理。勘弁して!」
「ねぇアス、オレ今めちゃくちゃ反省して落ち込んでるから慰めて?
マジでもうがっついたりしないから。
アスの身体に負担かけたくないし、今日はもう絶対SEXしないからイチャイチャだけさせて?」
もう、開き直る事にした。
どうせ画策しても上手くいかない。
なら、アスを見習いたまには素直になってみる。
「おっ、おぅ・・・もう、正直いろんなとこが痛いし、イキすぎてもう何も出ねぇと思うから、絶対にヤラねぇって約束するなら入ってもいい・・かな?」
「嬉しいなぁ~行こうアス。何ならお姫様抱っこしようか?」
「バカかよ!普通に歩けるわ・・」
そう言ってベッドから立ち上がった瞬間くずれ落ちるアス。
「何これ?なんで立てねぇの?やり過ぎて立てねぇってやつ?」
「それは、やり過ぎたっていうより、緊張が解けて足に来てるんじゃない?どっちにしても責任とって連れて行くよ。」
オレはアスを横抱きにして浴室へと向かう。
「マジかよ・・・ホントに立てなくなるとかあるのか?小説で書いてあっても絶対もってると思ってたわ。」
その手の知識をすべて本から得てるアスがかわいい。
あれっぽっちじゃ、そんな事にはならないよ。今度、本気で何度も何度も抱いてその状態にしてやるよ。
あぁ、これからはオレが実践してアスの身体にすべて教えてやろう。
二人で愛を育てよう。明日楽。
浴室に行き、アスを椅子に座らせる。
シャワーを適温にしてからそっと身体にかける。
少しアスの身体がビクッとした。
「熱い?」
「いや・・・乳首が痛い・・ここばっかり重点的に触り過ぎなんだよ!!」
「だって、感じてるアスがかわいいから・・ここをもっとかわいがりたくなる・・・」
そっと舐めてやる。
「ひぁっ!やめろ!ヤラないって約束だろ?もうマジで痛いから今日はヤダ。」
「ヤラないよ。綺麗にしてあげるだけ。」
泡状のボディーソープを手に出し、そっとアスの身体に付けていく。
「そのうちに乳首だけでイケるようにしてやるよ。」
オレが耳元で囁くと真っ赤になり、息を呑んで前屈みになるアス。
「ちょっと待って?想像して勃っちゃったとか?えっ?マジで・・?」
どんだけかわいいんだよ!
オレ試されてる?ヤリてぇ!
ああ、思いっきりいじめたい。
アスが言う魔王モードになって、アスを泣かせたい。
言葉攻めで羞恥で悶えるアスが見たい。
本当に乳首だけでイカせてやって、
自分から「入れて」って言わせてぇ!
さっきも最後は中でもイッたみたいだったし、もう少し開発したらすぐに後ろだけでイケるようになるだろう。
そしたらドライでイキっぱなしのアスのいい所をずっとずっと突いてやる。
射精しすぎて辛いなら根元を縛って出せないようにしてやろうか?
「イかせて」と涙でグシャグシャになった顔で懇願するアスはかわいいだろうな。
ケツを突き出させて後ろから犯すのと、上に乗らせて自分で腰を振るのを眺めるのは当然として、対面座位で自分の自重で奥まで咥え込むのも見たい。
それなら乳首もかわいがりやすいしな。
アスが好きな体位を見つけて存分にかわいがってやる。
あぁ、堪らないな・・・
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