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アス第17話*
今、オレはキョウと一緒に風呂に入っている。
散々イカされまくってあちこち痛いし、絶対に今日はもうSEXしない!って約束した上で一緒に入ったんだ。
けど、キョウに
「そのうちに乳首だけでイケるようにしてやるよ。」
って言われて、想像したら勃っちまった。
ヤバい!と思って前屈みになり、しばらくして恐る恐るキョウを見たら・・・
・・ご立派様が天を仰いでおられる・・・
まじまじと観察してしまう。
本当に俺のモノと全然違うよな。
何か拝んでしまいそうだ。
赤黒く巨大なモノ。
カリの部分が太くて青筋っぽい血管が浮き出ている。なんかビキビキって音が聞こえそう・・・
これ、マジで俺の中に入ったの??!
人体の不思議!!!
・・あぁ、そうか。
俺は三回もイったけどキョウは一回しかイってないんだ。
そう思った瞬間、キョウのモノに手を這わせてしまった。
「えっ?ちょ、ちょっとアス!何してんの?」
キョウの焦った声を聞くのは嬉しい。
「俺はもう出せないし、入れられるのも正直無理だけど、キョウはまだ足りないだろ?俺がしてやるよ。やったことないからどうしたらいいか教えてよ。」
そう言って、恐る恐るキョウのモノの先端をペロっと舐めてみる。
うわっ!これ先走りの味?塩っぱ苦い。なんとも言えない雄の匂いに酔いそうだ。
やり方なんて分からないから、根元を握ったまま先端をペロペロと舐め、キョウの顔をチラ見する。
最初は驚いていたキョウもすぐに受け入れ、むしろ嬉々として指示を出す。
「んっ、アス・・そのまま舌を上下に這わせて裏筋も舐めて・・・そう上手。堪んないな・・んんっ、咥えてくれる?出来れば喉の奥まで・・・・」
がんばって注文通りにしてみる。
キョウのモノは大きくて、俺の口には入りきらなかった。
それでも、BLや恋愛小説で読んだテクニックを思い出して、入りきらない根元を扱きながら喉の奥をキュッと閉めてみる。
ちょっとえずきそうになるが、頭を上下に動かす。
「ちょ、ちょっと待てよ?!どこでそんなテク習ったんだよ?もう手加減出来ねぇぞ。」
そう言ってキョウは俺の口と喉を犯し始めた。
口の中に苦いようななんとも言えない味が広がり、留めきれなかった涎が口の端から垂れる。
えずきながら・・正直苦しいのに・・・俺は恍惚として夢中でキョウのモノに吸い付く。
「くっ!アス、そう、吸って!もっと・・うっ!イクっ・・・」
キョウが俺の喉の奥に俺への欲望を吐き出す。
あぁ、そうだ。これはキョウの俺への想いだ。
そう思うと、この青臭苦い味の液体が愛おしく思える。
喉の奥に絡まって嘔吐しそうになりながらも、吐き出すのを躊躇した俺の心を見透かしたようにキョウが低い声で言う。
「・・・飲めよ。明日楽。」
俺はその言葉に従った。
そうしないといけないと心底思ったんだ。
一度えずくと口に逆流して味と匂いが充満する。何度も嘔吐しそうになりながらも何とか全部飲み干した。
それを確認したキョウは俺を見て、
「良い子だ。かわいいよ。最高だ・・オレだけの明日楽・・・」
と、本日何度目かの最強の色気を滲ませ、満足気に俺を抱きしめた。
「正直、入れたいけど・・・オレは一晩中だってヤリ続けたいけどもう無理そうだな・・」
「マジで無理。俺もう寝そう・・・」
体の力が抜ける。
キョウがシャワーで口の中を濯いでくれた。
気持ちは高揚していて身体の奥は疼いているが、脱力感が半端ない。
だいたいSEXはもうしないって言ったろ?
そりゃ、ちょっと勃ったけどもう出るもんもないしな。
多分今扱いたら痛い。
「分かった。綺麗に洗ってやるから寝てていいよ。」
そこからは半分寝てた気がする。
キョウが優しく俺の体を洗って、シャンプーまでしてくれた。
頭の地肌を擦るキョウの指が心地良すぎて本気で寝そうになる。
いつの間にかキョウの上に座るように浴槽に浸かっており、後ろから抱きしめられていた。
うとうとする俺にキョウが言う。
「本当、最後の最後まで今日はアスに完敗だ・・・・・」
そこから先の記憶はない。
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