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キョウ第8話 エピローグ
アスが帰ってしまった。
正直寂しい。ずっと一緒に居たい。
いっそ監禁したいくらいだ。
しかしアスには本当に色々と完敗だったな。
昨日の夜のいきなりフェラにも度肝を抜かれた。
オレは猛省も忘れて鬼畜な妄想に浸り、おっ勃てていたというのに・・
アスは天使か?女神か?いや男だけど。
オレ専用の女神様だ。
びっくりすることなんて普段めったにないオレが、一日で三回もアスにしてやられた。
キス、抱いて発言、フェラと連敗だ。
さっきも、アスの体が辛そうだから抱くつもりはなかったんだ。
けど、「バンドで歌うジュンさんを見たい」とキラキラした目で言われて親父に嫉妬。
また盛ってしまった。
アスには悪いが、まぁあの
「キョウだけが好き!
俺はキョウだけのモノ!」
が聞けたのは、最高に良かったから良しとしよう。
あぁ・・思い出しただけで勃つ。
今すぐアスを抱きたい。
本当にアスがかわいすぎる。
親父が帰って来たな。
「ただいま~・・・なんか微妙な顔してんな。で、どうなったんだ?」
「結果としては思い通りになった。
詳細は言わねぇ。」
「ふ~ん。アスラちゃんにしてやられたけど、やる事はヤレたって事か。」
「・・・まぁ。けど完全に合意だからな。」
「ならいい。もう聞かねぇよ。
ただな、レンも言ってたんだが、まだアスラちゃんの体は成長しきってねぇし、毎日盛るなよ。週一にしとけ。」
「・・・努力する。」
「お前、マジでこの忠告は聞いておいた方がいいぞ。しつこく盛りすぎたら、ヤラセてもらえなくなるからよ。」
「はっ?体験談かよ。」
「まぁな・・おれと付き合い始めた頃のレンはもう成人してたからよ。大丈夫だと思って毎日連続でヤってたら、キレられて一ヶ月お預け食らわされたんだわ。
あいつノンケだったし、抱かれるのは初めてだから体がキツい!ってな。
おまけに今日も・・・」
「それは親父が鬼畜でバカなだけだろ。聞きたくねぇわそんな話。」
「けど、お前も出来るもんなら毎日ヤリてぇだろ?」
「当たり前だ。」当然即答だ。
「同じじゃねぇか。だから忠告はちゃんと聞いておけよ。」
「・・・分かった。」
ムカつくが正論だ。親父の二の舞も避けたい。
どうせアスもレンさんからそのうち入れ知恵されそうだしな。
その代わり週一のその日は、オレが満足するまでアスを堪能させてもらおう。
こうしてオレとアスは親公認の恋人になった。
学校の方も、アスに絡むヤツが出ないようオレの周りに居るヤツらに指示を送っている。
元々オレに食ってかかるようなヤツは入学後すぐに制圧してあるから大丈夫だろう。
アスが入学するまでにゲイが容認される環境になるよう、仕向けておいたしな。
後はアスママにちゃんとあいさつしに行くくらいか。
また冬崎家に行けるようになったのは嬉しい。
そう、結果だけ見れば何の問題もない。パーフェクトだ。
ただ、途中のオレが不甲斐なく、アスがカッコ良すぎただけ。
これから挽回していこう。
アスの為なら、完璧王子でも完璧魔王にでもなりきれる。
まぁ、アスは素のオレでも受け入れてくれるがな。
そして
これからもずっと
アスと二人で愛を育てていこう。
何度でも言ってやる
本当に
本当に
心の底から
オレは明日楽を愛している。
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