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馴れ初め編(ジュン4)
あぁヤバい。完全にハマっちまった・・・
レンが可愛すぎる。
何であんなにくそエロいんだよっ?!
最初に見た時から、正直レンにブチ込みたかった。
だがその頃のレンはまだまだガキだったし、ノンケなのも分かっていたから軽くちょっかいを出す程度で本気にならないよう自制していたんだ。
MAGのメンバーのカイ(ゲイでバリタチ)がレンを本気で口説こうとしていたが、完全に拒否されたようで安堵した。
だからおれは、それ以上カイがレンに手を出さないよう、カイに気がある他の男をあてがいそっちにのめり込むよう仕向けたんだ。
結果は上々。
それ以降もレンに言い寄る男は何気に排除してやった。
女はまぁ、放って置いた。
いくらレンが女とヤろうと完全に満足出来ないのは分かっていたからな。
レンの本質は受けだ。
女王様気質の女となら上手くやれるかも知れねぇが、レンは可愛いタイプの女とばかり付き合っていた。
そういう女が好みみてぇだな。で、すぐに別れる。
当たり前だ。あれは男に可愛がられてこそ開花する花だ。
そこまで分析し、ヤリてぇな、とは思っていたけど、自分から口説く気はなかったんだ。
なのにここまでハマるとはな。
男はイヤだと言いながら、おれが愛撫するとすぐ気持ちよさそうに擦り寄って来る。
しかも、男にイカされるのはイヤだがおれにはイカせて欲しいとか・・・
そんな事言われて我慢出来るかっ?
しかもあいつ、快感に貪欲なんだよ。
おれを求めてよがる姿の可愛いこと!
まぁ、前に手を出して「カタルシス」を作ってからは、流石に腹を括って本気で口説くつもりだった。
レンとならいいパートナーになれると思ったんだよ。
まぁ、もう少し余裕を持って可愛がってやるつもりだったんだが・・・手に入れてからもここまで愛おしくなるとはな。
完全に計算外だ。
レンに「愛してる」って言われて心が歓喜し奮えた。
射精後にあんな多幸感に包まれたのは初めてかもしれない。
狭い風呂場で二人でシャワーを浴び(ユニットバスじゃなくてよかった)、ゆっくり風呂に浸かりたいと言うレンを残して先に出て来たおれは、ビールを飲みながらぼんやりとそんな事を思っていた。
そうしているうちに、濡れた髪を拭きながらレンが風呂場から出て来る・・・
おいっ!何だよその色気!!
何で上半身裸で出て来る?
おれが胸のまわりに付けたキスマークと、弄りまくったせいかいつもよりぽってりとして肌とともに赤く色付いた乳首に目が吸い寄せられる。
「温まりすぎちゃった。」
テヘッ?みたいな顔すんじゃねぇよ!!
我慢出来ずにレンに襲いかかり、一回イってもまだ足りず、ゴムを替えてもう一回・・って所で、レンにキレられた・・・
いや、たりねぇわ。もっともっとレンが欲しい。何回ヤッてもたりねぇ・・
おれ、オナニー覚えたての小学生かよ?!
何と言うか、こんなに愛しい存在っているんだな。
おれ、これだけ人を好きになったのって初めてかもしれねぇ。男でも女でも、いつも向こうから寄って来たしな。
だが、そこから付き合ったヤツなんて片手で数えるほどだ。
本気で付き合ったって言えるのは、キョウの母親くらいだ。あいつでさえ、ここまで好きだったわけじゃない。
三十超えたおっさんが何言ってんだって思うだろうが・・・もしかしたら心底言うのは初めてかも知れねぇセリフを言う。
「愛してるぜ。レン。」
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