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馴れ初め編(レン終)

 もう!あんなに幸せだったのに、お風呂から上がってからしつこく盛られて流石にキレた。 けどジュンさんは、 「レンが色っぽすぎて可愛いすぎるのが悪い。」 とか言って開き直ってるし! いや、そりゃ求められるのは嬉しいよ。 でも物には限度ってものがあるよね?! 俺、初めてだったんだからね? 穴も乳首も痛いから!! まぁその後は大人しく寝て、起きてからも甘やかしてくれたし、俺も許してイチャイチャして夕方にジュンさんは帰ったんだけど・・・  次の日の昼に、ジュンさんは営業を早く済ませて昼休みと合わせ、二時間ほど時間作ったって会いに来た。 俺、今春休みだから夜にバイトがあっても、朝昼は基本的に家に居るんだよね。 お昼ご飯のテイクアウト持って来てくれたから、食べてイチャイチャしてたらやっぱりSEXになだれ込む。 その次の日からも、昼が無理なら仕事が終わってから寄ってやっぱりSEX。 「キョウくん放っておいていいの?」 って聞いたら、 「仕事が忙しくて帰りが遅くなる日には、友達の家で晩御飯も食べさせてもらってるから大丈夫。」 って、これ仕事じゃないよね?! それが一週間ほど続いて、流石にキレて一ヵ月SEX禁止にした。 童貞卒業したばっかりの中高生かよっ?!! よく一週間許したなって? まぁ一日一回だけだったし、俺もイチャイチャはしたいんだよ。 けどどうしてもその後流されるって言うか・・・だって相手がジュンさんなんだよ?拒否出来ると思う? でも体はついていけない。受け入れる側の身にもなって!俺ついこの前まで処女だったんだよ?!  ジュンさんは、この世の終わりみたいな顔をして、でもきっちり一ヵ月は手を出さずに我慢してくれた。 けど・・・解禁となった一ヵ月後にマジでヤリ殺されるかという目に遭いました。 うん、我慢させすぎよくない。 ドライでイキっぱなしってあんな事になるんだね・・・それでも許してもらえなくて・・どれだけの時間イキ続けてたのか分からない。 ドライ怖すぎ。ジュンさん鬼畜すぎ。 足腰が立たなくなるって本当にあるんだね・・・ それからは、禁止するにしても十日を限度にしている。会えなくて十日くらいすぎてる事もあるのに、禁止されると我慢がキツイらしい。 ジュンさんって俺よりひとまわり近く歳上のはずだよね? 何なの?絶倫ってヤツ? うん、絶倫魔王様だな・・・  まぁ、SEXの事は置いといて、ジュンさんと俺は上手くいっている。  俺は就活を始めたが、PAの会社の説明会に行ってみて無理だと思った。選挙の演説のPAとかやる気になれない。 好きな音楽だからPAがしたいんだ。 そうなると特に他の仕事にも興味がないから、何をしたらいいか分からないまま色んな会社の面接を受けて、もちろん落ちる。 そりゃそうだよ。こんなやる気のない新入社員なんかいらないよね。 ジュンさんくらいだよ。個人の魅力だけで受かるなんて。 とりあえずは、実の姉が経営するカフェでランチタイムのバイトと、夜のライブハウスのバイトを継続している。 もちろんMAGとJUNのPAもね。  この先どうなるかなんて分からないけど、ジュンさんと別れる事は考えられない。 悔しいけど、ジュンさんが言った通りになってしまった。 俺は、ジュンさんに甘やかしてもらうのが大好きで、多分もう女の子を抱く事はない。 けど・・・ 俺はそれがすごく幸せ。 「ジュン×レン 馴れ初め編」 完 ーーーーーーーーー  ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。 ジュン様推し(天才肌の口が悪いSっ気有り美形が好みw)の筆者が、温泉ツアー編とともにどうしても書きたかった馴れ初め編でした。 後、もう一編番外編を更新してそれで完全完結とさせていただきます。 ルコ

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