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アスとレンの内緒話〜キョウのお仕置き編(アス2)
ヤバいヤバいヤバい・・・どうしよう??!
魔王様降臨してるよっ!!
ランさんやめて!いや、大好きとか言った俺が悪いんだけども!
「ごちそうさまでした。ほら、帰るよアス。」
「・・・アスラちゃんまたね。」
レンさんがおもいっきり可哀想な子を見る目だよ。うん、俺可哀想。
「・・ごちそうさまでした。また来ます・・・」
「うん、がんばってね。」
な・に・を??!
ランさんにお金を払って店を出る。
「キョウくん、余裕のない男はカッコ悪いわよ?アスラちゃん、またね~」
だ・か・ら!最後まで煽らないで!!
あぁ、キョウの家に着いてしまった。ジュンさんがまだ家に居る事を期待したけど、すでにお出かけでした・・・
着いて早々キョウの部屋に連れ込まれる。
「キョウ?そ、そんなに怒ってるの?
あれは母さんがキーマカレーオムライス作ってくれた時に言う『好き』と同じだよ?」
「アスママはアスを産んでくれた人だからいいけど、ランさんは他人だよね?」
「そ、そうだけど、好きのジャンルは一緒って言うか・・・」
「違うな。アスママ以外には例えlikeの意味でも好きとか言うな。」
「・・・うん、分かった。」
「じゃあ、お仕置き。今日はアスをそのまま全部もらうからね。」
「??今更?んっっ・・・」
不思議がる俺を構わずベッドに押し倒して、深い深いキスをしてくるキョウ。
あぁ、まただ。捕食されるようなキス。俺、今日こそ本当に物理的に食べられちゃうのかな?
「んんっ・・・」
キョウから流し込まれる唾液に溺れそうになる。必死で飲み込むが、当然口の端から溢れ出る。
キスに夢中になっていたらいつの間にか履いていたカーゴパンツをずらされて、尻を撫でられていた。
本当にいつの間に用意したのか分からないローションをそのまま穴の周りに塗り込まれ、指が入って来ると思って力を抜いたのに、細いストローみたいな物が入って来た?と思ったら何か冷たい液体が中に注入された。
「ひぁっ?!何これ?何入れたの?」
そう言った途端、腹がギュルギュルって痛くなる。えっ?これってもしかして・・・
「そう、中を綺麗にしようと思ってね。今日はゴムなしで入れるからその準備。」
「うっ、嘘?!俺にも心の準備って物が・・・」
「そのつもりで待ってあげてたのにねぇ。アスがお仕置きされるような事言うから仕方ないよね。」
あぁ、俺は魔王様の逆鱗に触れてしまったんだな。レンさんがあれ程必死で注意してくれたわけだ。
くっ、腹が痛ぇ。
「うぅっ、キョウ!腹が痛い!トイレ行かせて!!」
「まだ行っても出ないと思うよ。波があるだろ?楽になる瞬間がある限り出ないよ。ギリギリまで我慢しろ明日楽。」
ここに来て魔王モードかよ!
「あぁ、無理!腹が痛いんんっ!」
また深いキス。けど腹が痛いしか考えられない。涙が溢れる。その涙を舐めながらキョウが言う。
「オレ以外に大好きとか言うなんて、オレがどれだけ傷付いたと思ってるんだ?
ほら、我慢しろよ。許可なくトイレに行ったらお仕置き倍増するからな。」
「・・・ごっ、ごめんなさい!許して!俺が本気で大好きなのは、愛してるって意味で好きなのはキョウだけだから!!!」
「ぐぅっ!もう無理・・・トイレに行かせて!!!」
「ん~、じゃあ後三分したらトイレに行っていいよ。」
そう言ってスマホでストップウォッチ機能を立ち上げ、三分計るキョウ。
さっ、三分て長い。腹の痛みとともに無限に感じた時間が過ぎ、スマホの音が鳴る。
「いいよ。行っておいで。」
その言葉とともにトイレに駆け込む俺。
そして思う存分中身を放出する。
はぁ、間に合って良かった。
フラフラしながらトイレを出るとキョウが居て、有無を言わさず風呂場に連れて行かれた。
「仕上げをするからね。」
もう、その後の話はしたくない。羞恥で死にそうだ。
キョウが淡々と処理してくれたからまだ耐えれたけど、魔王モードでやられてたら本気で泣いて家に帰ったかも知れない。
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