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第26話

「んっ、んぁ、あ、はぁっ……ぁ!」 「蒼太、見て、ねえ目開けて」 気持ち良さに思わず目を閉じていると、ヒロ君はそう言って僕の頬を撫でた。 目を開ければ、彼は嬉しそうに口角を弛めたけれど、眉間に皺を寄せて堪えている顔をしていた。 その顔を見て『ああ、僕のこと大好きなんだな』と思わされ、愛おしさが胸の中を埋め尽くす。 「はぅ……ぁ、あ、ぁ、い、きそ……また、っ」 「中、いっぱい感じられて、気持ちいいね」 「あぁっ!ゃ、乳首、やだっ」 「こっちも好きじゃん」 体を捻ると奥をコツっと突かれる。 思わずキュっと締めてしまい、ヒロ君が下唇をぐっと噛んで動きを止めた。 「っ、やば……、ねえ、動いていい?」 「や、優しくして」 「もちろん」 額同士をコツと合わせ、キスをする。 首筋に落ちていく唇。 小さな痛みが走ってあっ、と思った時には彼は上体を起こして妖艶に微笑んだ。 ゆっくり、けれど激しく律動される。 気持ちいい。声が抑えられずに涙も溢れて、彼に両手首を掴まれた状態で何度目かの絶頂を味わう。 「あ、ぁ、ぁー……ぁ、いく、ヒロ君、ヒロくん……っ」 「ん、俺も」 タンタンと打ち付けられるそれが奥を一度強く突いてそこで動きが止まる。 衝撃で達して中を締め付けると、ヒロ君が息を飲んで、途端中がじんわりと熱くなる。 「は、気持ちいい……」 ヒロ君の蕩けてる顔が可愛い。 手を伸ばして頬に触れると、僕の手に擦り寄ってきた。 「ん、ぁ、ぁ、も、抜く……っ?」 「……うん。お昼、出かけるでしょ」 ゆっくりとペニスが抜かれる。 ゴムを外して口を縛りゴミ箱に捨てたのを目で追って、テラテラと濡れているそれを見てしまう。

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