49 / 143

第49話

そのまま何度もキスをしているうちに眠たくなってきて、ヒロ君にベッドに連れていかれ押し倒された。 けれどそこからの記憶が無い。 朝起きればヒロ君が「押し倒したら寝られた」とジト目で見てきて、エッチをする流れだったのはわかっていたから素直に謝った。 朝の支度をして二人で会社に向かう。 ロビーの奥のホールでエレベーターを待っていればドアが開き、中には真樹と専務がいた。 「あ、お、おはようございます」 「わ、専務と会うのは久しぶりだ。おはようございます」 慌てて挨拶する僕と、独自のテンポで挨拶をするヒロ君。 専務に対して馴れ馴れしすぎない!?と思って「ちょっと!」と言いながら肩を叩くと、専務は「いいよいいよ」と笑っていて。 「橋本君には色々助けられたからね」 ヒロ君に大変気を許しているようで、「今度うちにおいでよ」とお誘いもしてくれる。 運良くエレベーターは四人だけ。 専務とヒロ君が話している間に、真樹がコソッと「仲直り出来た?」と聞いてくる。 「うん。ちゃんと話したよ。ありがとう」 「いえいえ。表情明るくなってよかった。」 そうして話している内に目的の階に着いて、一足先にエレベーターから降りた。

ともだちにシェアしよう!