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第103話

下着を取られ、ヒロ君はグッと眉間に皺を寄せた。 あんな状況でもこんなに反応して淫乱だと思われるかもしれないと一人不安になっていると、頬にちゅっと唇が落とされる。 「フェロモンすごいね。体辛いだろ」 「ぁ……」 今度は唇同士がくっついて、そっと胸に手が置かれた。 「ぅ、ぁ……」 「触るよ。気分が悪くなったり、あまりにも辛かったら教えて。その時は薬飲もうね」 「っ、あ、あ……っ」 ツンと勃った乳首を撫でられる。 それだけでイキそうになって、通常時と発情期の時とではこんなに感覚が違うのだと思い知る。 「ゃ……ヒロく、中、お尻触ってぇ……っ」 自分自身何を言っているのか分からない。 とにかくもう後孔が寂しくて、早くそこに大きいのが欲しい。 「っ、」 堪えるような彼の表情が見える。それでも欲しくてたまらない。 「ヒロくん、お願い……っぁ、ほしい、これ、ほしい……っ」 「ちょ、っと、まって」 彼の股間に手を伸ばす。そこはもう大きく固くなっていて、下着の上から触れるとやんわり手を離すように抑えられる。 そうして彼はふぅ、とひとつ息を吐く どこか厳しい顔つき。 その表情を見ると、頭の奥にある古い記憶がチクッと痛んだ。 ──そうだ。僕は昔、初めての発情期でこうやって真樹に迫ってしまったんだ。 思い出した途端にスーッと脳が冷えていく。 ガクガクと体が震え、慌ててヒロ君から離れた。

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