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第139話

彼に抱きついて乱れた呼吸を整えて、休憩しようとしてペニスを抜こうとすると、腰を押えていた手に力が篭もる。 「んぇ……っ」 「何してんの。まだダメだよ」 「や、まって、だって僕イッたばっかりでっ」 「俺は?まだイけてないよ」 「あっ、そんな……っ!」 ズチュンと腰を下ろさせられる。 お腹の中でグポッと音がした気がして、それと同時に一瞬で頭の中が真っ白になった。 「──ッ!」 「ほら、これで全部入ったよ」 快感が体を巡る。 ピンッと足が伸びて、体ががくがくと震え出す。 「っああぁ……っ!ぁ!深ァっ、すご、気持ちいいっ!」 快感に浸っている間に押し倒されていて、ゴチゴチと律動が始まった。 気持ちよくて上手く声も出ない。 あまりの快感に体が勝手に逃げようとして、肩を掴まれ止められる。 「あっ、ぁ、はぁっ、んぅっ……っ!」 「逃げないで」 「っい、く、イクっ、ぁ、い、く……!」 絶頂してぐぐっと体に力が入る。 そのまま降りてこれなくて、涙が溢れてきた。 発情期の時よりも激しい気がする。 ヒロ君の体を離させたくて手を伸ばして太腿を押し返そうとしたけれど、その手は彼の足に届く前に取られてしまった。 「ひ、ヒロ、く、おねが……っ、ぁ、ゆっくりぃっ!」 「ん、はぁ……」 「っあ、やっ、また、いっちゃう……っ!」 ぎゅっと抱きしめられる。 お腹の中に温かいのを感じながら意識が落ちた。

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