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第10話:『な、生ぐさ…え?今何と?』
「おおおおお!!!」「すげぇ!」
フレデリックと兄崎が歓喜の声を上げたのも無理はない。先ほどまで見ていた雑誌はあくまで女の裸に過ぎなかったのだが、今彼らが楽しんでいるのは性行為が写し出されているものだからだ。
顔に白濁を浴びながらも、赤黒い肉棒に舌を這わせ笑顔を浮かべている幼い顔のセーラー服姿の美少女。( 実際は少女という年齢ではないだろう)
タイトルは援助交際。五十嵐ははぁ…と間抜けな声を出した。
「おぉ、すげぇ」
大きな手に胸を揉みしだかれ、身をくねらせている熟女の広げた足から見える下着はひどく濡れていて、陰毛と赤い粘膜が淡く透けている。
タイトル熟女の昼下がり。
「服着たままってのも良いね。エロいなぁ」
ページを捲れば、今度は乱れた黒いスーツ姿の女だ。開かれたブラウスから覗く赤い縄で拮抗縛りされた白い肌。縄で戒めることにより乳房の豊かさを強調している。
腰までタイトスカートをまくり上げ、下着をつけたままの足の間からは、大きなディルドの持ち手部分だけが見える。
「社長秘書のお仕事」などと書かれ、女に行った淫らな内容が紹介されている。
「このずっぽりディルド咥えてる感が堪んないんだよ」
「ふぉおおおおおお!!」
「ちょ、春日これ頂戴まじで!!」
「ずるいよ!オズ俺もほしい」
「おかずにするつもりか?悪いが、俺のもんだ」
「貸してくれるだけで良いから!!」
過激な内容に三人は大興奮状態だ。
「い、五十嵐…どうよ!?」
兄崎が前かがみで五十嵐の顔を覗き込むが、彼はわずかに眉をひそめただけだ。
「イヤですよ、こんな生臭そうな女性」
「な、生ぐさ…え?今何と?」
白い体液で顔を汚し愛液で足の間を濡らした写真。
モザイク修正のない、赤い女性器はグロテスクな肉の花にしか見えない。
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