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第12話
「ご……ごめんなさい……」
「謝らなくていいよ、俺が出すようにしたんだし」
ふんわりと笑いながら、佐久馬さんはボクの出したモノをティッシュで拭き取っていく。
「イク時の君の顔、すごく可愛かった」
「そんな……っ……んんん……っ!!!」
耳元で囁かれたあと、また熱いキスをされて、ボクの身体はまた熱くなってしまった。
「今度は…一緒に気持ち良くなろうか…」
そう言って佐久馬さんは服を脱ぎボクと同じように裸になる。
色白の素肌と男らしい身体つき。
肌の色とはアンバランスな色をしたシンボルもボクのとは違って、まるで武器のようにも見えた。
『俺の上に頭とお尻反対にして乗って』
と言われて、ボクは恥ずかしさに堪えながら言う通りにした。
「どうすればいいか、分かるよね」
足元から聞こえる、セクシーな声。
それから、ボクのシンボルにそんな声を発した唇でキスしてくれる音がしたかと思ったら、口の中に収められる。
「うぅ……っ、うぅぅぅ……っ……!!」
すごい。
数えられるくらいだけど、女の子にされた時よりもずっとずっと気持ちいい。
だから、ボクも佐久馬さんを気持ち良くさせてあげたい。
イきそうになるのをなんとか堪えて、ボクは目の前でそそり立つ佐久馬さんのシンボルを口に収めようとする。
大きくて全部は難しかったけど、根元の方は舌で触れ、なんとか気持ち良くなってもらいたくて必死だった。
すると時折佐久馬さんの感じているような吐息が聞こえてきたから、ボクはめちゃめちゃ嬉しくなった。
良かった。
悦んでもらえてるんだ。
安堵しながらその行為を続けていた時だった。
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