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第13話
突然、ボクはお尻に不思議な感触を感じた。
冷たい、と思ったら少しずつ熱くなって、じんじんしてきて。
「ん……あぁ……っ……!!!」
それから指先でソコを何度も何度も押される感じがして、ボクは佐久馬さんのシンボルから口を離してしまっていた。
「この感じ……初めてなんだね……」
身体の中に何かが挿入される異物感。
「あぁ、んぁぁ……っ……!!!」
少し痛い。
痛みで声が抑えられなくて、ボクは大きい声を出してしまった気がする。
「キツいけど、少しずつ解れてきてる……」
「ひ……ッ、やぁぁッ……!!」
あぁ。
ボク、佐久馬さんに抱かれたい。
それがたった一夜限りの事だとしても、佐久馬さんが欲しい。
この夜を、一生の思い出にしたい。
そう思ったら、お尻の痛みが快感に変わっていって、自分ではどうしようもないくらいにもどかしくなっていった。
「そろそろいいかな……」
快感に身を委ねて佐久馬さんの上でぼーっとしてしまっていると、佐久馬さんから下りるように言われたのでベッドに横たわる。
やがて、熱くなった身体に佐久馬さんの身体が重なり、ボクは痛みを覚える事で分かる現実に胸がいっぱいになって、涙が出てしまった。
「ごめん、痛いよね」
眉をひそめて心配そうに聞いてくれる佐久馬さん。
「ごめんなさい、嬉しすぎて、それで……」
「……ありがと……」
そんなボクの頭を撫でて、佐久馬さんはボクと更に深いところで繋がろうとしてくれた。
その時に発してくださった吐息の甘さはボクに痛みを忘れさせるくらいセクシーだった。
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