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マーカス2*
何と言うか、圧巻だった。
半分以上のバンガローやコテージが海に面して建てられていて、部屋から海に飛び込めるようになっているんだ。
すげぇ!!ダイバーとかが押し寄せて来るはずだよ!!
まずはジャックの家族にあいさつ。ジャックの言う通り、本当に大歓迎してくれた。
ティムの家族も隣に住んでいて、イメージ的には二世帯住宅のような感じだ。ティムのお父さんが長男で、ジャックのお父さん(お義父さんと言うべきか?)が次男。なのでティムの家が本家になるらしい。
昔から島のまとめ役をして来た一族で、島では何かと頼られる存在のようだ。と言っても特に何の責任もないらしく・・・大らかな南の島っぽくてすごくいいなと思う。
元々、ジャックの実家とティムの実家があった場所にバンガローとコテージを建てる計画が持ち上がり、その場所を売る事になったらしい。結果、立ち退き料として少し離れた場所に新たに家を建ててもらい、バンガローとコテージを管理する仕事にも就けたから万々歳だとお義父さんは笑って言った。
結婚しているベズさんとレニちゃんも、ティムとエナちゃんも近くに家を建てて住んでいるとのこと。
何かいいなぁ南の島の大家族!
その日の夜はジャックの家で大宴会。もちろんティムたちも来て大騒ぎだった。レニちゃんは双子でマニくんという弟もいたんだが、その双子といい、女子高生のサラちゃんといい・・もちろんベズさんも・・・この一族美形しかいないのっ??!
お義父さんたちもイケオジで、お義母さんたちも美魔女・・・何なの?島の遺伝子優秀すぎない??!
俺、自分ではそれなりに見れる顔してるって思ってたんだけど、自信なくすわ。エナちゃんはいいよな~この一族に紛れても引けを取らない美人だし。
ん?サラちゃんが俺の服を引っ張ってる?
「ネェ、マーカスはジャックだけのいいかたナンでしょ?マシャ・・えっとマサ?もイイニクイからマーシャってよんでイイ?」
超絶美少女の片言日本語・・可愛いなぁおいっ!!
「いいよ、いいよ、むしろマーシャって呼んで欲しいくらい。」
「ホント?ありがと!!」
それからしばらく、日本語を勉強しているというサラちゃんに付き合って色々話をした。うん、マジで天使。
大宴会がお開きになって、そのままジャックの実家に泊めてもらうんだと思ってたら、空きがあるというコテージに泊まることになっていた。荷物もそっちに運んであるとの事。いつの間に?!
まあまあ飲んだし、気持ち良く夜の浜辺を歩く。日本とは季節が逆なので今は夏。けど日本みたいに蒸し暑くはなく、夜風が気持ちいい。
ジャックと並んで歩く。
俺、潮騒って言葉を初めて意識したよ。暗い海から聞こえる波の音・・雰囲気抜群じゃない?月も綺麗で満天の星空だしな。けど「月が綺麗ですね」は流石にジャックには通じないだろうなぁ・・・
なんて呑気に考えてたらあっという間にコテージに着いた。こじんまりとした作りだが、キッチン、リビング、寝室、バスルームが付いており、普通に住んでも充分に生活出来そうだ。
俺がコテージの中を探検していると、寝室に入った瞬間、背後からジャックに抱きしめられた。
そして顔を無理矢理後ろに向かされて、噛み付くようにキスをされる。
「んっ?!んんん・・・」
何か怒ってるっ??!
口腔内を舐めつくされ、たっぷりと唾液を流し込まれる。あまりに強引なキスに咽せそうになるが、ジャックは許してくれずひたすら貪りつくされる。
そのままベッドに押し倒され、Tシャツと短パンを剥ぎ取られた。そして何故かTシャツで目隠しをされる。
「ちょ、ちょっとジャック??何?何か怒ってる?何で目隠しされてんの俺っ?!」
「ん~、サラにサラだけの呼び名を許して嬉しそうにデレデレしてたから?」
・・あっ、それか・・・
「マーカスは可愛い女の子が好きだもんね。けど、マーカスはもう女の子に突っ込むより、オレに突っ込まれる方が好きでしょ?それを忘れてそうだったから、これから目一杯思い出させてあげる。」
こ、これはヤバいんじゃねぇかなぁっ?!!
「それにさ、こんな大きくてヤラシイ乳首して、尻穴にプラグまで挿れて・・女の子と話すの恥ずかしくなかったの?マーカスはヘンタイなのかな?」
・・ちょっと待て!俺の乳首を育てたのは当然ジャックだ。そのせいで俺はTシャツ一枚じゃ外を歩けないから、不本意ながらちょっと厚手のタンクトップを下に着てるんだ。暑いから嫌なのに!!
しかも宴会前に実家のジャックの部屋で「宴会が終わったらすぐにしたいから」って、嫌がる俺の尻穴を解してプラグを挿れたのももちろんジャックだ。
突然、乳首にピリッと痛みが走る。
ジャックがタンクトップの上から俺の乳首を強く摘んだようだ。
み、見えないって怖い・・何をされるか分からない恐怖に身がすくむ。
「大丈夫。オレがマーカスを傷付ける事はないから。ちょっとお仕置きして、マーカスが誰のものか理解してもらうだけ。」
それが怖いってぇのぉぉぉぉぉっ!!
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