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マーカス2*

 十二時前になり、DJからJUNへと音が変わる。 MAGは一年に一回しかライブを演らないが、ジュン様はJUN名義でソロ活動をしている。ジュン様がパソコンとシンセやサンプラーで作った曲は、これまたむちゃくちゃカッコいい。時々ボーカルも入るしな。 うん、やっぱりジュン様の歌声は最高なんだよ。あの一部の隙もない完璧なルックスで、更にあんな声が出るんだもんな~もう、ズルいとしか言いようがない。なんて言うかさ、決してパーフェクトに上手いわけじゃないのに、絶対に忘れられない声。絶妙に人を惹きつける艶麗な歌声なんだ。 で、JUNはその日によってアンビエントだったり、テクノだったり、ノイズだったりするんだが、今日はカウントダウンという事で、踊れるテクノよりのエレクトロって感じ。 いいねぇ! うぉっ?!これ「rag 」じゃね?MAG初期の名曲のテクノmix??!!! 初めて聞いたけど死ぬほどカッコいいじゃんっっ??! だが、踊り狂っていたのにいきなり音が途切れる。 えっ??? 「よっしゃっ!お前ら!カウントダウンだっ!!十、九、八、七・・・・」 ジュン様の声がフロアに響き渡る。 我に帰った俺は、ジュン様の声に合わせて叫ぶ。 「三、ニ、一、Happy new yearっっ!!!」 その瞬間、俺は隣にいたジャックに引き寄せられキスをされる・・しかもおもいっきりディープなヤツ・・・ いや、普通はチュッとかかわいくするもんじゃねぇのっ? 舌が俺の口の中で傍若無人に暴れ回ってるんですけどぉっっ?! rag のテクノmixが再開され、サビの「rag rag rag 」の大合唱が起こる。 俺もそれに参加したいのに、ジャックは離してくれない。 その横では、ショウがルイに同じようなキスをしており、周りは二組のゲイカップルに大歓声・・・ 何?!この羞恥プレイっ??! まぁ、他のカップルもそれに続いたり、JUNのライブが最高潮に盛り上がったのもあって、顰蹙までは買わなかったみたいだけど。 やっと解放された俺はJUNのライブを目一杯楽しみ、その後も他のバンドやDJで踊りまくった。 神生類+1は音楽好きの玄人たちにも好評だったようで、MAGと JUNの専属PAでジュン様の恋人のレンさんや、MAGのフライヤー制作を任され、たまにVJもこなすMAGの熱狂的ファンなユイさん(カグヤさんの種違いの弟。つまりショウとカグラの叔父)にも褒めて頂き非常にご満悦な俺。 しかもっ!!ジュン様本人からもお褒めの言葉をかけて頂いたんだ!!! 「マサのドラムはナオとはまた違う迫力があっていいじゃねぇか。なんつーか、華がある。こいつらに食われずあれだけ魅せられるのはたいしたもんだ。これからも期待してるぜ。」 って、頭を撫でられたっ!! 嬉しい!新年早々ビックなお年玉だよ!!! その後、神生類の初ライブで会ったお姉さんに再会してドラムを褒められ、二人で外に出ようとお誘いを受けたけど、もちろん断る。一年前の俺からしたら考えられないよなっ?!  そんなこんなで最後までパーティーを楽しみ、ジャック、カグラ、ショウ、ルイ、とともに外に出て初日の出を拝んだ。 都会のビルの隙間から徐々に上がってくる太陽は、俺たちにはお馴染みの見慣れた光景だけど、ジャックにとってはすごく新鮮だったようだ。 海から上がってくる初日の出の方が、何倍もご利益がありそうだけど、ジャックにとってはこの光景の方が特別だったようで感動して見入っていたよ。  そして二人で朝帰り。ヘトヘトに疲れていた俺はまず風呂に入る。シャワーで汗を流し、煙草の煙臭い頭を洗っているとジャックが乱入して来た。狭いがユニットバスではないので何とか男二人でも洗い場に収まる。 「おわっ?狭いんだからもうちょっと部屋で待ってろよ。」 「待てない。マーカス体洗った?」 「ん?シャワーで流しただけ。」 「じゃあ洗ってあげるね?」 ジャックは手にボディーソープを付けて俺の体を弄り始める。手つきがすでにヤラシイ。 「んんっ・・や、やめろよぉ、、あっん・・頭洗えな・・・」 背後から胸元に手を這わし、さすさすと手のひらで撫でまわす。乳首にも触れるが他と同様に撫でるだけで決定的な刺激は与えてくれない。 「オレはマーカスの体を洗ってるだけだよ?気にせずシャンプーを流しなよ。」 絶対に洗っているだけではないが、とにかく頭の泡を流そうと、俺はシャワーの下に頭を入れ目をつぶって頭を擦る。 ジャックの手は俺の全身を撫でていく。 しかも頭を洗っているうちに座っていたイスを取られ、ジャックの膝の上に乗せられている状態。 そして、ジャックの手が俺の尻の間に入ったと思うと、何か細い管の様な物を尻穴に挿入され、そこから冷たい液体が注入された。 「へっ??!な、何??何したの??!」 「ん?浣腸。しばらく我慢してね。その間に全部洗ってしまおうね。」 「お、おい、こら待て!何してくれてんのっ?!」 「マーカスの中も洗ってあげようと思って。姫初めは生でしたいじゃない?」 「ちょっと待って?!俺の同意は??俺の意見は無視かよっ??」 「心外だなぁ。直に恋人の中を感じたいだけなのに。すごく気持ち良いから絶対マーカスも気に入るよ?大丈夫。オレが綺麗にしてあげるから任せて?」 そうこう言ってるうちに腹が痛くなって来た。こうなってしまえば出さないわけにはいかない。俺は手早く泡を流し、風呂を出ようとするも、ジャックに引き止められる。 「だぁめ。まだ後三分くらいは我慢しなきゃ。」 そのままジャックに体をバスタオルで拭かれつつ我慢させられ、三分後にやっとトイレに行かせてもらえた。 その後、風呂場でジャックに中を洗われ・・・うん、皆まで聞かないでくれ。 とにかく準備万端になってジャックに囁かれる。 「このままここでヤッちゃう?ここでなら出し放題だよ?」 言い方っ!中を洗われてる最中にも散々乳首を弄られた俺は、確かに体が疼いて仕方がない。すでに穴もある程度解されてある事だし・・・ 「したいよね?だって乳首は真っ赤でピンピンに尖ってるし、顔だってトロトロだ。見て?」 ジャックは洗い場にある鏡にシャワーをかけて、俺に見るように促す。 鏡には、本当にだらしなく蕩けた顔をして、大きくて真っ赤な乳首を女の子みたいに勃たせた俺が写っていた・・・背後からまた手が伸びて来て、その乳首を捻り上げる。 「ひっあっ!あぁぁん・・・」 そして、あろう事かジャックは俺の尻穴を舐め始めた。 「えっ?!ちょ、ちょっとジャック?や、やめ・・あっ、あぁん、き、汚いからぁぁぁぁっ?!」 「今洗ったばっかりでしょ?オレの舌でトロトロのグズグズになるまで舐めて解してあげるからね。」 い、いやいやいや、舐めながらそこで喋らないでっっ!!!

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