要がどれだけ動いても、ベッドは軋みもしなかった。 　宇実をしっかりと支え、ただ快楽の波だけをもたらしてくる。 「あ、はぁ、ああ。か、要さぁ、ん……！」 　やだ。 　エッチな声、でちゃうぅ。 　でも、とまらない。 　気持ち、いい……！ 　要に併せて体を擦り付け、宇実はまた熱い疼きがせりあがってくるのを感じた。 「あ、ダメ。ま、また！」 「宇実、出そう？」 「うん。く、来る！」 「私もいきたい。一緒に」 　要が、宇実のさらに奥を抉った。 　そこはまるで、何か宇実とは別の意志を持った生き物のようだった。 　蠢き、吸い付き、とろかすように誘ってくる。 　要は、初めて自分の体をコントロールできなくなっていた。