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第十四章・3

「宇実。少し、日に焼けた?」  彼の白かった喉が、ほんの少し褐色づいている。  ほんのわずかに、だが。  けれども、服に覆われている滑らかな胸や腹は、真っ白いままだ。  その柔らかな美しい肌に、要は唇をさまよわせていた。  くすぐったい、と笑っていた宇実は、今では熱い吐息を漏らす。 「ん……。要さんも、でしょう? あ、そんな、ところ……」 「そうだね」 「っく、うぅ。ね、早く……!」 「もう、いい?」  指で慣らす必要もないくらい、宇実は濡れていた。  すでに一度吐いた精が流れ落ち、そこを潤していた。 「待って。スキン着けるから」 「……うん」  要は、宇実の体を案じてスキンを常につけるようになった。

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