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第17話
「入っちゃった」
てへぺろ☆みたいなノリで言われた。
「次やる時って…んっあ♡」
詫びれもせず、どんどん侵入する極太チンコ。
(俺の、初めて、が…っ)
文句を言いたかったが、
極太チンコを突っ込まれながら乳首を吸われ、頭が追い付かない。
腰を前後に揺すりながら、侵攻を進める異物。
「はあ、あっ♡」
縋るものが欲しくて、高見さんを掻き抱いた。
「すご、きもちい…」
高見さんの恍惚とした、吐息のような声。
俺は必死で、それどころではない。
ゆっくり動く腰。
つられて息が漏れてしまう。
ずちゅ、ぬちゅ、ずぽっ、ずちゅっ
「あぅ、あっ、んっ、はぁっ♡」
「りん、すき」
甘く囁かれる告白。
甘美な空気に反して、卑猥な腰は止まらない。
くるりと体制をかえられ、俺は四つん這いに。
間髪入れずに後ろからずぷりと再びチンコで貫かれた。
「あっ」
尻を揉み、滑らかに轟く腰。
先程より明らかに奥まで剛直が入っていた。
ずっ、ずっ、ぬちゅ、ずちゅっ
「あっ、んっ、はぁっ、んぅっ♡」
覆い被され、抱かれる背中。止まないピストン運動。
項を吸われ、俺のチンコを扱く熱い手。
「やぅ、あっ♡」
「も、いきそ」
高見さんの言葉に、俺は答える余裕もなく。
ただ嬌声が漏れるばかり。
ギシッ、ギシッ、ずぷっ、ずちゅっ!
びゅるるっ、びゅるるるっ!
「ああっ♡♡」
高見さんのチンコはイったばかりだとういうのに、未だ固くそそり勃っていた。
(凄いな、高見さんのファルスのエクスカリバー)
手早くゴムを処理し、新たなコンドームを開封した。
「えっ?えっ?」
素早く装着し、ひくつく俺の尻穴に再び当てがった。
「ちょ、えっ?」
つぷり。ずぷずぷ
「ごめん、もうちょっと付き合って」
「や、突っ込んでから言われても!?」
照れ臭そうな、切羽詰まった顔。
言うや否や、高見さんは仰向けにした俺の腰を掴み、ずぷずぷと律動をはじめた。
ずぷぷっ、ずちゅっ、ずっ、ぬちゅっ
「あっ、はぁっ、んっ、ぁっ♡」
俺に選択権はないのか!?
言いたかったが、残念ながら俺の口からは欲情したメスの声しか出ず。
有無を言わさず二回戦まで付き合わされる羽目となった。
***
「本当はED、治ってたでしょう」
「うん」
長めの情事後、高見さんが二度目の絶頂を迎えてやっと解放された。
完全に力が入らなくなってしまった俺は、高見さんに清められ、今はベッドでピロートーク。
「でも、お盆の1週間不能だったのは本当だから」
「うん」
高見さんの腕の中で、ぎゅうと抱き締められた。
「凛が傍に居ないと、心配で寝付けなかった。
このまま帰って来なかったらと思うと、ね」
「繊細なんですね」
「一途と言ってくれ」
このままだと、俺が外泊する度またいつ不能がぶり返してもおかしくない。
だがもう、解決策は見えた。
簡単だ、俺が高見さんの欲している言葉を言えばいいだけ。
でも今はまだ言ってやらない。
あまりにも、高見さんの思い通りなり過ぎてるような気がして面白くないから。
でも明日にはぽろっと言っちゃいそうだ。
俺は一生この人に勝てる気がしなかった。
1人悶々と考えてると、俺を抱き締めていた手が何やら意思を持ってエロく這う。
「あの、どこ触って」
「そろそろ三回戦いいかなって」
「よくない!初エッチで盛り過ぎだよ!」
EDってなんだっけ、と思いながら、再び俺は高見さんの腕に閉じ込められた。
END♡
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