17 / 20

第17話

「入っちゃった」 てへぺろ☆みたいなノリで言われた。 「次やる時って…んっあ♡」 詫びれもせず、どんどん侵入する極太チンコ。 (俺の、初めて、が…っ) 文句を言いたかったが、 極太チンコを突っ込まれながら乳首を吸われ、頭が追い付かない。 腰を前後に揺すりながら、侵攻を進める異物。 「はあ、あっ♡」 縋るものが欲しくて、高見さんを掻き抱いた。 「すご、きもちい…」 高見さんの恍惚とした、吐息のような声。 俺は必死で、それどころではない。 ゆっくり動く腰。 つられて息が漏れてしまう。 ずちゅ、ぬちゅ、ずぽっ、ずちゅっ 「あぅ、あっ、んっ、はぁっ♡」 「りん、すき」 甘く囁かれる告白。 甘美な空気に反して、卑猥な腰は止まらない。 くるりと体制をかえられ、俺は四つん這いに。 間髪入れずに後ろからずぷりと再びチンコで貫かれた。 「あっ」 尻を揉み、滑らかに轟く腰。 先程より明らかに奥まで剛直が入っていた。 ずっ、ずっ、ぬちゅ、ずちゅっ 「あっ、んっ、はぁっ、んぅっ♡」 覆い被され、抱かれる背中。止まないピストン運動。 項を吸われ、俺のチンコを扱く熱い手。 「やぅ、あっ♡」 「も、いきそ」 高見さんの言葉に、俺は答える余裕もなく。 ただ嬌声が漏れるばかり。 ギシッ、ギシッ、ずぷっ、ずちゅっ! びゅるるっ、びゅるるるっ! 「ああっ♡♡」 高見さんのチンコはイったばかりだとういうのに、未だ固くそそり勃っていた。 (凄いな、高見さんのファルスのエクスカリバー) 手早くゴムを処理し、新たなコンドームを開封した。 「えっ?えっ?」 素早く装着し、ひくつく俺の尻穴に再び当てがった。 「ちょ、えっ?」 つぷり。ずぷずぷ 「ごめん、もうちょっと付き合って」 「や、突っ込んでから言われても!?」 照れ臭そうな、切羽詰まった顔。 言うや否や、高見さんは仰向けにした俺の腰を掴み、ずぷずぷと律動をはじめた。 ずぷぷっ、ずちゅっ、ずっ、ぬちゅっ 「あっ、はぁっ、んっ、ぁっ♡」 俺に選択権はないのか!? 言いたかったが、残念ながら俺の口からは欲情したメスの声しか出ず。 有無を言わさず二回戦まで付き合わされる羽目となった。 *** 「本当はED、治ってたでしょう」 「うん」 長めの情事後、高見さんが二度目の絶頂を迎えてやっと解放された。 完全に力が入らなくなってしまった俺は、高見さんに清められ、今はベッドでピロートーク。 「でも、お盆の1週間不能だったのは本当だから」 「うん」 高見さんの腕の中で、ぎゅうと抱き締められた。 「凛が傍に居ないと、心配で寝付けなかった。 このまま帰って来なかったらと思うと、ね」 「繊細なんですね」 「一途と言ってくれ」 このままだと、俺が外泊する度またいつ不能がぶり返してもおかしくない。 だがもう、解決策は見えた。 簡単だ、俺が高見さんの欲している言葉を言えばいいだけ。 でも今はまだ言ってやらない。 あまりにも、高見さんの思い通りなり過ぎてるような気がして面白くないから。 でも明日にはぽろっと言っちゃいそうだ。 俺は一生この人に勝てる気がしなかった。 1人悶々と考えてると、俺を抱き締めていた手が何やら意思を持ってエロく這う。 「あの、どこ触って」 「そろそろ三回戦いいかなって」 「よくない!初エッチで盛り過ぎだよ!」 EDってなんだっけ、と思いながら、再び俺は高見さんの腕に閉じ込められた。 END♡

ともだちにシェアしよう!