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仲間の助言

悠太「なんで入院したの?」 勇人「熱」 悠太「熱?熱だけ?」 勇人「…いや……」 同い年の男の子とはいえ、さすがに初めて会った人に睾丸の腫れって言えない。 元「他に事情があるに決まってるじゃん、ここに入院してるやつらみんな相談しにくい病気持ちばっかりなんだから」 そうなんだ。。。 じゃあこの2人も…… 悠太「そうだよなー、ごめん 今日は検査とか治療とかないんでしょ?ゆっくり休みなよ」 勇人「たぶんこれから検査だと思う」 悠太「入院早々検査なんだ?キツイねー 今日処置室の担当誰だっけ?」 元「たぶん加藤先生。」 元の顔が少し曇って見えた。 悠太「あぁ、そうかも!でも加藤先生ならいいんじゃない??」 元「俺嫌い。」 悠太「そう?気さくじゃん」 勇人「検査って佐々木先生がするんじゃないの?」 元「佐々木先生今日1日外来担当の日だから、検査は別の先生だと思うよ。ここ先生たくさんいるからね」 勇人「そうなんだ」 元「加藤先生イジワルだから気をつけた方がいいよ」 『げんちゃん、イジワルだなんて心外だなー』 元と悠太の後ろにスラッと背が高く、目鼻立ちが整った白衣を着た先生が現れた。 佐々木先生もイケメンだけど、この先生も凄くイケメン……たぶん年も佐々木先生と同じくらいかな?30代前半くらいに見える。 元「げんじゃなくて、はじめ!っていつも言ってるじゃん」 加藤「知ってるよ、ムキにならないの笑。 高橋勇人君だよね?加藤です、よろしくね」 この人が加藤先生なんだ。元がなんでこの先生の事嫌いなのか今のところ分からないくらい、ずっとニコニコしてるし優しい感じだけどな 加藤「検査するから、処置室行こうか」 勇人「はい」 起き上がり靴を履いていると、加藤先生が元と話をしていた 加藤『元、明日の治療先生担当だからよろしくね?たくさん×××(痛い事)してあげるから安心して』 元「…っ……」 途中耳打ちしていて何を話していたのかは分からなかったけど、元は無言のまま自分のベッドへ戻っていった。

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