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不眠
眠れない。。。
真っ暗な面談室に来てかれこれ1時間。
眠れないというか、明日が来てしまう不安で寝る気になれない
「23時だよー、誰だそこにいるの」
元「先生当直なの?」
「当直だよ」
竹内先生
A班で1番若くて唯一優しい先生
因みに身長もおそらくこの科で1番大きい。
俺も悠太も聞きたい情報は全て竹内先生から聞き出している。
元「明日の治療加藤先生だった」
竹内「また?笑。」
元「絶対多いよね?佐々木先生はたまたまって言ってたけど、わざとそうしてるとしか思えない。」
竹内「一応全体のバランス見て佐々木先生が決めてるとは思うけどねー、、、」
元「あゔ…ホントやだ。逃げたい」
竹内「加藤先生指導医だったからな…俺には優しいんだよねー、、、そんな嫌笑?」
元「嫌い。あの人超ドS。」
竹内「森田先生の方が数100倍怖くない?」
元「森田先生は見るからに怖いからギャップも何もないの、加藤先生は優しくどこ痛い?とか聞いてくるくせに、その痛いところばっかり攻めてくるの」
竹内「あぁ苦笑。
確かにニコニコしてるから油断するよね。でも佐々木先生もそんな感じじゃない?やる事はきっちりやる人じゃん」
元「佐々木先生はね、悪気なく攻めてくるけど、痛いって言ったら手止めてくれるの。その差はデカい。
加藤先生の前で痛いって言ったら余計痛くされる」
竹内「痛いって言っちゃうけどね笑。」
元「言うよ、痛いもん」
竹内「ローションたっぷり塗ってもらえば?」
元「先生も知ってるでしょ?俺が前立腺苦手なの。ローションなんかじゃ痛み治らない。激痛」
竹内「そうだよねー。
……とりあえずさ、寝よ?
明日治療の時バテちゃうからさ」
元「いつもこれくらいまで起きてるよ」
竹内「いや、いつもより遅いよ?笑。」
竹内先生に病室まで見送ってもらい、仕方なく眠りについた。
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