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メンタル低下
朝食が終わり、悠太と部屋へ戻る途中に元とすれ違った。
悠太「おはよ?今起きたの?」
元「うん。」
悠太「大丈夫?顔色悪くない?」
元「だるい。」
勇人「看護師さんに言ったら?」
元「うん…。」
消えるような返事をしてフラフラといなくなった
勇人「大丈夫かな元」
悠太「ダメそうだね」
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ナースステーションにいる看護師さんに入口から声をかけると、1人の看護師さんが気づいてくれた。
「元君起きたんだね?朝食食べた?」
元「食べてない。具合い悪い」
「具合い悪いの?加藤先生いると思うから呼んでくるね」
元「佐々木先生呼んで」
「佐々木先生外来だからもう行っちゃったんじゃないかな?」
元「電話して?お願い」
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どうにか頼み込んで佐々木先生に連絡してもらえた。
外来に向かう途中だったらしいけど、戻ってきてくれるみたい
処置室で待つように言われ、処置台に座り佐々木先生の到着を待った。
……なんか緊張する。
ガラガラ
処置室の扉が開き、佐々木先生が入ってきた。
佐々木「体調悪いんだって?
顔色はそんなに悪くないけどね?」
佐々木先生の手が首に触れた
佐々木「熱もなさそうだね?ここに横になって
ちょっとだけ腰浮かせて、パンツ下げるね」
足の付け根やちんちん、睾丸を一通り触診してパンツを履かせてくれた
佐々木「特に異常はなさそうだから安心して?
先生外来行くから、また体調悪くなったら加藤先生か森田先生に診てもらってね?」
違う。そうじゃない。
元「具合い悪いからやっぱり佐々木先生の担当の日に治療変えたい」
佐々木「…昨日もその話したけど、今日は加藤先生だよ?」
元「でも……」
佐々木「ごめんね、先生行かなきゃ」
頭を数回ポンポンと撫でて処置室から出ていった。
だるいのはホント。でも熱もなければどこか痛いわけでもない。
医者に仮病は使えないのは分かってはいたけど、もしかしたら少しは気持ち分かってくれるかなって期待してた。
でも望みの綱の佐々木先生も助けてくれない。
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