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集中治療室
看護師「荷物は運んであるから大丈夫だよ、行こうか」
悠太と元に見送られて、集中治療室へ看護師さんと移動した。
ナースステーションの奥にガラス張りになった小部屋があり、ここが集中治療室のようだ。
中へ入ると左手側にトイレとシャワー室もついていた。
真ん中にベッドとカーテンで敷きられてはいるが奥まで部屋が続いているようだ。
看護師「ここ丸見えなんだけど、寝る時とか着替えの時はロールカーテンで閉めるから安心してね」
勇人「はい」
簡単にこの部屋の説明を終えると看護師さんは部屋から出て行った。
ガシャン
あれ、今鍵が閉まる音がしたような。
この部屋は構造上自然光も入らず、外の音も全くしない。おそらく防音構造になっている。
そういえば検査室もこんな感じの造りになっていて、泣き叫ぼうが外には音が漏れないようになっているみたいだった。
1週間ここから出ちゃダメって言われたし何しよう。暇だな
ガラガラ
扉が開く音が聞こえ、入り口を見た。
あっ……森田先生……。
正直しばらく会いたくなかった。
たぶん僕のちんちん今恐怖で縮こまってると思う。
森田「この部屋落ち着かないでしょ」
勇人「はっはい!」
緊張しすぎて無駄に声大きくなった。
森田「まぁ、すぐ慣れるものだから」
あれ、昨日より気さく。人見知りなだけなのかな
森田「治療の概要話していい?」
勇人「はっはい!」
森田「落ち着きな。緊張しすぎ」
勇人「はい……」
緊張してるのバレてた。恥ずかしい。
森田「治療方法なんだけど、ちんちんに管を挿れて振動させて低周波の電流を流します。
肛門にも同じく低周波の電流と振動する器具を挿れて同時に刺激します。
これを初日は24時間、2日目からは12時間、トータル3日間します。
肛門に挿れる器具が勇人の肛門より少し大きいから、今日から広げるための治療を予定では2日間していこうと思ってる
こんな感じの治療なんだけど、何か質問ある?」
………待って。森田先生サラッと凄い事言ってない
これから僕にする治療だなんて信じたくないんだけど。
でもこれ拒否権ないし逃げられる状況じゃないよね
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