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朝食
朝、目が覚めると佐藤先生はいなかった
当たり前だよな……
ずっといてくれるはずないよな。
佐藤先生のおかげでぐっすり眠れたし、何より痛くない
助けてくれたからそれだけでもよかった…。
ガシャン
佐藤「起きた?」
!!佐藤先生
勇人「えっ!おはようございます」
佐藤「おはよう」
昨日薄暗かったからよく見えなかったけど、二重で切長の目、顔の皮膚が薄くって毛穴が見えない……めちゃくちゃ美形
てかここの先生達カッコいい人しかいない
なんなんだろうここ……
佐藤「痛いのはどう?」
勇人「全然痛くない!」
佐藤「顔色もいいしね、よかったね」
勇人「先生のおかげ」
佐藤「そんな事ないよ」
心配して様子を見に来てくれたついでに朝食も持って来てくれたらしい
昨日食べられなかったけど、今日はなんだかお腹が空いた
勇人「先生って悠太の先生?」
佐藤「伊藤悠太?そうだよ、友達?」
勇人「うん!同じ部屋」
佐藤「そうなんだ笑。仲良くしてあげてね」
勇人「うん!」
やばい……神レベルで優しい
悠太いいなぁ……
勇人「佐藤先生……先生ってB班?」
佐藤「そうだよ」
勇人「僕B班がいい」
佐藤「A班の先生達聞いたら泣いちゃうよ笑。
なんでB班がいいと思うの?」
勇人「だって…怖いんだもんみんな」
佐藤「俺も、B班の子達からは怖いって思われてるよ?」
勇人「え??!」
佐藤「治してあげたいって思うとどうしても熱が入っちゃうでしょ?担当の班の子達ならなおさら。
A班の先生達も治してあげたい一心で厳しい事も言うし、痛いと分かっててもやるしかないから心を鬼にしてるんだと思うよ?」
勇人「……そうなんだ……」
佐藤「まぁ、森田先生はB班の子達からも怖がられてるけどね笑。」
だよね苦笑。
佐藤「オラオラだもんね笑。根は優しいから安心して笑。
じゃあ先生行くね?ゆっくり朝食食べな?またね」
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