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プラグ
加藤「しばらく触ってないうちに中が狭くなってるからプラグ挿れるよ」
元「プラグ!ホントにやだ!!」
加藤「ホルモン剤の副作用でね、穴硬くなりやすからこれ以上硬くならないうちにほぐさないと後々辛いよ?」
元「無理!絶対いや!」
佐々木「声廊下まで響いてるよ」
加藤「嫌なんだって」
佐々木「1番小さいの持ってきたから」
元「小さくてもやだ!泣」
加藤「じゃあプラグ挿れるか午前治療室行くか選んでいいよ?」
元「………治療室は嫌…」
加藤「じゃあプラグ挿れよう」
元「…佐々木先生がいい」
加藤「佐々木先生の時間はもうお終い、今日は俺が担当。佐々木先生いると甘えちゃうから先生もう休んでていいよ」
・
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佐々木先生いなくなっちゃった……
加藤「じゃあサクッと挿れよう」
元「何時まで?」
加藤「16時くらいかなー」
思ってたより長い……
元「ねぇねぇ、悠太いる?」
加藤「いないから大丈夫だよ。気になるなら処置室行く?」
元「いないならいい」
確実に声出ちゃうから友達に聞かれたくない。
加藤「悠太ね、ナースステーションで佐藤先生と話してたからしばらく来ないと思うよ」
元「そうなんだ……」
加藤「始め指で慣らすから力抜いて」
元「何本?」
加藤「1本」
元「今日優しいね」
加藤「俺基本優しいじゃん」
元「優しい時の方が稀だよ」
加藤「そんな事ないでしょ?
プラグ挿れるよ」
プラグ久しぶりだな……。佐々木先生小さいやつって言ってたけど、本当かな…
元「…っ…待って…痛い」
加藤「ふぅーって息吐きな」
元「…んっ…っ……」
加藤「声出してもいいよ」
治療室だったら声出せるけど、なんか自分の部屋だと落ち着かないし声出すの恥ずかしい
ゔっ…出し入れされるとさすがに痛い。
元「痛い!動かさないで!」
加藤「あと少しで入るから力抜いて」
元「痛い痛い!ゔぁぁ…」
加藤「入ったから呼吸整えて」
元「ホント痛い…抜いて」
加藤「馴染むまで我慢」
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