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出したい②
【悠太サイド】
加藤先生のアドバイス通りにTV見たりゲームしてみたけど、やっぱりそろそろ本気で辛い。
もう1時間くらい経ったからそろそろ加藤先生来てくれるはずなんだけど……
あと5分我慢して来なかったら探しに行こう
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来ない……探しに行こう
加藤「悠太」
イスから立ち上がったところで加藤先生に名前を呼ばれた。
よかった!来てくれた!
加藤「1時間頑張れたじゃん。ナースステーションおいで」
なんで処置室じゃないんだろう?って少し疑問に感じつつ加藤先生に着いて行くとパソコンがあるデスクの方へ連れて行かれた。
加藤「座りな」
イスに座るとまた血圧計を巻かれた。
正直血圧なんてどうでもいいから早く外してほしいのに
加藤「血圧問題ないね。膀胱はどうかな」
悠太「優しく押してほしいです」
加藤「はいはい。押すよー」
うぉっ……。さっきよりは優しいけど普通に強い
加藤「うーん。まぁまぁかな」
ん?どういう意味?
悠太「早く出したいです」
加藤「佐藤先生がね、あと40分くらいしたら来れるんだって」
悠太「え!?今取ってくれないんですか?」
加藤「取らないよ?俺膀胱触るとは言ったけど、貞操帯外すとは言ってないからね?」
……騙された。
加藤「どうする?佐藤先生来るまで1人で頑張る?それともここで俺と一緒にいる?」
悠太「40分頑張れないよ泣」
加藤「泣くほど尿溜まってないよ?」
悠太「溜まってる!泣」
加藤「あーそう、興奮すると出ちゃうよ?ここで静かに佐藤先生来るの待ちな」
悠太「うぅ…泣」
これがA班か……
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悠太「やばいやばい泣」
デスクに突っ伏し足をバタバタとするしか今は襲ってくる尿意に耐える方法がなかった。
佐々木「え?誰?笑」
加藤「悠太」
佐々木「悠太?ホントだ笑」
佐々木先生に髪をかき分けられ顔を覗かれた
佐々木「どうしたの?」
加藤「排尿管理中で佐藤先生来るまで預かってるの」
佐々木「なるほどね。
何時間我慢してるの?」
悠太「4時間」
佐々木「4時間は辛いね」
佐々木先生が優しくて泣けてくる
佐々木「カテーテル付きなの?」
加藤「ソフトタイプ」
佐々木「じゃあ排尿管理初めて?」
悠太「初めて泣」
佐々木「そっかそっか、早く佐藤先生来てほしいね」
うぅ……優しい…佐々木先生外してくれないかな…
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