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午後治療
【勇人サイド】
午前の治療後、佐々木先生がたくさん褒めてくれて少しだけモチベーションが上がった
けど…治療の時しばらく慣れるまでは呼吸の補助を入れながらやろうねって佐々木先生に言われて…少し憂鬱……
やっぱりまだ口の中に指が入ってくるのに慣れない……
でも確かに深い呼吸出来ると痛いの少しだけ緩和されるから、補助してもらいながら頑張るしかない……
そして午後治療の時間が来てしまった……
今日は午前治療と午後治療の合間時間少なかったな……
森田先生怖いな……
看護師「勇人君服脱いで待っててね、先生達すぐ来るからね」
勇人「はぃ…」
先生達?
看護師「お願いします」
森田+加藤「お願いします」
!!!
カーテンが開き森田先生とまさかの加藤先生が入って来た
森田「どうした?目見開いてるけど」
勇人「……2人来ると思ってなかったです」
加藤「そうだよね笑。さっき決まったの」
加藤先生がさりげなく後ろから両脇に手を入れて深く座らせてくれ、緊張で浅めに座っていた事に気づいた。
森田「呼吸管理してもらおうと思って」
なるほど……
さくさくと森田先生に体勢を整えられて手足を固定されている間に加藤先生に話しかけられた
加藤「よろしくねー笑」
右側に対面になるように加藤先生が座った。
勇人「…お願いします……」
加藤「佐々木先生どんな感じに呼吸管理してた?」
えっ…………どんな感じってなんだ?
えっ……。
勇人「……優しくやってました…」
加藤「優しく?笑。」
森田「ふっ笑。」
加藤「…聞きかた悪かったかな笑。吸って吐いてって俺から指示出した方がいい?それとも指咥えてれば呼吸出来るの?」
勇人「あっ///」
待ってめっちゃ恥ずかしい。
勇人「…………まだ出来ないので指示欲しいです…」
加藤「分かった。あと希望ある?」
希望……
勇人「指サックみたいなやつ」
加藤「これ?」
勇人「それ…ゴムの味がして苦いから好きじゃないです」
加藤「これないと俺の指 生で咥える事になるよ?笑」
勇人「あっ……そっか…///」
加藤「咥えてみる?笑」
加藤先生がめちゃくちゃニコニコしながら指を差し出してきた
勇人「大丈夫です……」
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