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食欲不振

【元サイド】 何食べよう、、、 悠太「俺これにしよう」 勇人「僕あんまり食べたくないから麺かな…元は決まった?」 元「食べたいのない……」 3人で夕飯を選びにパントリーに来たけどどれもイマイチでなんか見てるだけでも吐き気がしてくる。 治療頑張ったのに体調イマイチ良くならないな。 何か食べないと栄養指導行きだしな…… プリンなら食べられるかな。 ・ ・ ・ 各々好きな物を選んでロビーのいつもの場所に陣取った 悠太「いただきます!!」 勇人「悠太元気だね」 元「ホント分けてほしい」 悠太「分けてあげたい笑。 そういえば勇人泣いてたけど大丈夫?森田先生?」 勇人「うーん…今日割と森田先生優しかったかな。加藤先生も。単純に治療がきつかった」 元「あぁ……はじめの頃は良いけど、どんどんキツくなるよね。俺初期の薬効かなくて次にステップアップした時の治療が辛すぎて無断外出したもん」 勇人+悠太「え?」 悠太「あの扉突破したの??」 元「あそこよく開いてるよ」 勇人+悠太「えー!!」 元「知らなかった??みんな知ってると思ってた」 悠太「いやいや、聞いた事ないよ?いつ開いてるの?」 元「食事の配膳辺りだから今も開いてるんじゃない?」 悠太「マジー!?俺見てくる」 悠太が夕飯そっちのけで出入り口の確認へ向かい、元と2人でその様子を見守った 勇人「悠太動き忍者みたいじゃない?」 元「忍者って言うかただの不審者じゃない」 勇人「たしかに笑」 元「戻ってきた」 悠太「マジだ…開いてた…」 元「でしょ?」 悠太「俺いい事考えたんだけどさ」 〜3人顔を近づけて内緒の話中〜 ・ ・ ・ 竹内「3人で楽しそうに何話してるのー?笑」 悠太「内緒!笑」 勇人「これは内緒笑」 竹内「なんだよ先生も仲間に入れてよ」 元「ある意味仲間に入ってくれたら最強だけど、こればっかりは竹内先生にも言えない」 竹内「ん?笑。君たちよからぬ事考えてないよね?笑」 3人「いやー?笑」 竹内「怪しいな笑。 とりあえずいいや、元夕飯食べた?」 元「食べたよ全部」 竹内「おっ!何を食べたか教えて」 元「プリン」 竹内「プリンいいじゃん!あとは?」 元「以上」 竹内「え?プリンだけ?」 元「そうだよ」 竹内「…プリンだけか……先生他のも選んできていい?」 元「持って来られても食べないよ」 竹内「そうかぁ……加藤先生に夕飯食べないなら点滴増やしておいてって言われてるから増やしていい?」 元「え?これから?夜は点滴したくない!」 竹内「うん…でもそういう方針だったからさ」 元「やだやだ!!点滴嫌い」 竹内「点滴嫌いなのは知ってるんだけどさ、さすがに栄養状態が悪いと治療に差し支えるからさ…」

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