166 / 536

出戻り

【元サイド】 加藤先生にしこたま扱かれたけどやっぱり勃ちが悪すぎて十分な量の精液が出なかっからまた持続ポンプを付けられてしまった。 39.0℃の中このポンプは辛い……。機械だから無慈悲に圧迫してくるから体力ゴリゴリ削られる。 身体だるい…… ガシャン 扉の鍵が開き佐々木先生と加藤先生が入ってきた。 佐々木「体調どう?」 元「悪い」 佐々木「そうだよね」 背中を摩られ、堪えていた涙が一気に流れた。 元「グスン……っ…泣」 佐々木先生も加藤先生も泣きじゃくる俺をそっと見つめ、背中を撫で続けてくれた。 ・ ・ ・ 佐々木「少し気持ち落ち着いた?」 元「…………。」 佐々木「またしばらくこの部屋で体調観察させてね?しっかり熱と食欲低下の原因検査して治療しようね」 元「……明日また採血ある…?」 加藤「あるよ」 元「明後日は?」 加藤「まだ考えてない」 佐々木「そんなに採血あるか気になる?」 元「血管痛い」 加藤「そういうこと?どこの血管?」 元「ここ」 加藤「あー、じゃあ明日こっちの血管で採血してって竹内先生に言っておくよ」 元「竹内先生そこ失敗してた」 加藤「そうなんだ苦笑。じゃあ明日俺やるよ」 元「…ぅん」 佐々木「ちょっとは安心した?」 元「…ちょっとだけね」 佐々木「そっか苦笑。 …じゃあ先生達帰るからまた明日ね」 加藤「バイバイ」 元「ぅん……」 ………先生達いないの心細い。

ともだちにシェアしよう!