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検査の日々
【元サイド】
寝る前に岸本先生が診察に来たんだけど、まだ睾丸が浮腫んでるからポンプ外してもらえなかった。
でも少し圧を弱めて寝やすいように解熱剤くれたから割と寝やすかった。
起きたらまた熱がじわじわ出始めてて頭がぼぅーっとしてきた。
看護師「元君お熱測ろうね」
看護師さんに体温計を挟んでもらい、怠くて目を瞑った
看護師「38.5℃だね、寒い?」
元「熱い」
看護師「アイスノン持って来ようか?」
元「うん」
はぁ……今日何するんだろ。看護師さん戻って来たら聞いてみよ
今日ポンプ取ってくれるかな
ガシャン!
看護師さん来……
違った。
加藤「元ちゃんおはよう」
元「…………」
竹内「アイスノン持って来たよ」
A班勢揃いじゃん。暇かよ
森田「機嫌悪くない?」
佐々木「大丈夫?夜辛かった?」
元「寝れた」
佐々木「眠れたならよかった」
さっきから俺の右腕使って加藤先生と竹内先生がコソコソ話してるんだよなー。
採血加藤先生がしてくれるんじゃなかったのかよ
加藤「元ちゃん採血ね」
元「竹内先生が刺すの?」
加藤「そう、大丈夫俺いるから」
はぁ…もう好きにしてくれ
竹内「チクッとするよー」
チクッ
元「いった……っ…」
加藤「採れたから手楽にしな」
元「……痛かった…加藤先生がよかった」
竹内「ごめんごめん笑」
加藤「元ちゃん今日さ、大きい検査2つさせてね」
大きい検査だと……
元「何?」
加藤「胃カメラと髄液検査」
元「………やだ」
加藤「胃カメラが午前で午後が髄液検査ね、胃カメラは内視鏡室で消化器内科の先生がやってくれるから、看護師さんとお散歩がてら行っといで。」
俺嫌って言ったの無視かよ
元「これは」
佐々木「ポンプは外して行くよ?」
元「じゃなくて今もう取りたい」
森田「触診してからね、精液あんまり採れてないから期待出来ないけど」
佐々木先生にパンツを脱がされ足を大きく広げられた。
佐々木「ポンプ外すよ」
はぁ…ポンプないと楽ー。
佐々木「リラックスしててね」
佐々木先生に睾丸を揉みほぐされ、くすぐったくて両手で顔を覆った
佐々木「昨日よりはだいぶ浮腫み取れたかなー。左側がなー」
森田「そうだね」
佐々木「足上げるよ」
足をカエルの足のように開かされ、森田先生に掴まれ固定された。
佐々木「深呼吸ね」
肛門にチクリと痛みが走り顔を横に向け声を出しながら荒い呼吸をした
元「あぁゔ…はぁはぁ…」
グリッグリッ
元「いてててぇ……ゔ泣」
佐々木「前立腺だいぶ浮腫んでる」
元「痛い!!泣」
グリグリ グリグリ
元「あぁぁゔ…あぁぁ!…いたっ…泣」
シーツをギュッと握りしめ上半身を大きく捻った。
佐々木「痛み強いね……抜くから力抜いて」
元「痛い泣。痛い…」
佐々木「力抜ける?…そう…」
スッと指を引き抜かれ荒い呼吸を繰り返した。
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