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ロング治療③
【加藤サイド】
竹内「加藤先生持って来ました」
加藤「ありがとう」
竹内「……大丈夫ですか?」
加藤「大丈夫じゃなさそうだから近くにいてあげて」
竹内「分かりました」
竹内先生が元の近くに座りお腹をポンポンと撫でて声をかけると一瞬目を開け、またそっと目を閉じていた
加藤「元、前立腺に注射するから頑張ってね」
今から4回注射する事と深めに針を刺すこっは内緒にしておこう。
元「……グスン………」
竹内先生が手を握ったのを確認して前立腺めがけて注射を打った
元「あゔぁぁ!いだい!!ぎゃー!泣」
竹内「頑張れー(可哀想……俺も泣きそう)」
薬の濃度が濃いから結構グッと力を入れて打ち込むから激痛だろうけど……
それにしても…すげー逃げられる……
可哀想だけど位置もどそう苦笑
両足を引っ張り、注射が安全かつ確実に打てる位置に元の身体をずらし、注射を打ち込んでいった
元「ひっ……グスン…ひどい…はぁはぁ…痛いよ…鬼…クソ泣」
竹内「元落ち着いて」
足固定してなかったら確実に蹴られてたな苦笑。
加藤「注射終わり」
肛門鏡のネジを緩めゆっくり引き抜いた
元「はぁはぁはぁ…ゲホっゲホッ…」
竹内「お疲れ様、がんばったね」
元「まだ痛い…泣」
加藤「注射打ったばかりだから痛いと思うから休憩ね」
元にナースコールを握らせて一旦治療室を出てナースステーションへ戻った。
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竹内「あれ注射何回打ったんですか?」
加藤「4回」
竹内「うーわ。しんどい」
加藤「絶対痛いよね苦笑。元ちゃんと息してた?」
竹内「息はしてましたけど、めちゃくちゃ爪立てられました苦笑。」
加藤「あぁ…さすが前世猫。あとで爪切ってあげよう」
竹内「先生が爪切るんですか?笑」
加藤「俺案外色々やるよ?髪切ってあげるしご飯食べさせてあげるし」
竹内「たしかに笑
元ってこの後まだ治療するんですか?」
加藤「あとはバイブ挿れて寝かせておく。午後はどうしようかなー……彼の体力次第なんだよな」
竹内「今日の元なんか変ですよね」
加藤「そうなんだよねー。あんまり悪態つかないし、声かけないと目開かないしね」
竹内「疲れてますよね」
加藤「疲れてるね」
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