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メンタルケア②

【佐々木サイド】 勇人「……元…ずっと入院してるのに病気治らないし……どんどん治療強くなってる…」 佐々木「…………。」 勇人「僕もきっとそうなる……僕は元みたく強くないから…治療についていけない…泣」 勇人そんな事思ってたのか…… 佐々木「…でも頑張ってついて行こうとしてくれてるなって先生達は思ってるよ?自分から青木先生に練習お願いしたりしっかり行動に移せてるじゃん?とても偉いよ」 勇人「…………でも僕全然出来ないの。」 佐々木「何が出来ないなぁって思うの?」 勇人「……やっぱりまだ呼吸上手にできないし……注射怖いし…治療室行くのも嫌なの……」 佐々木「前から言ってるように呼吸は補助してあげるよ?先生達上達ゆっくりでもそこは咎めないよ?注射もとりあえずあと3回だし、治療室行くのが憂鬱なら先生と一緒に行こう?」 勇人「あと3回なの?」 佐々木「うん、あと3回打ったら2週間お休みする薬だよ」 勇人「………」 佐々木「勇人の治療まだ始まったばかりなんだが後先考え過ぎなくてもいいんじゃない??」 勇人「……ぅん」 佐々木「治療休む時間が長いほど戻るの怖くなりやすいからさ、午後治療だけ頑張ってみない?」 勇人「………」 ・ ・ ・ どうにか勇人を説得して治療室に向かっているんだけど、治療室が近づくにつれて歩行スピードが遅くなってきてる苦笑。 ガラガラ 治療室の扉を開き、勇人の背中をポンと撫でて中へ入れた 勇人「…………」 森田「保護者同伴な感じね」 佐々木「すみません遅くなりました」 すでに15分遅れだけど、連れ出せただけマシだよな苦笑。 森田「来ると思ってなかった」 勇人「…………」 森田「こっち座りな」 処置台に座るように声をかけるとトボトボと歩きストンと座った。 森田「下着脱いで」 ゆっくりと下着を脱ぎ始め、治療どうにか始められそうでホッとした

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