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心配

【加藤サイド】 そろそろ元の様子見に行くかな。起こさないと夜眠れなくなっても可哀想だし 「加藤先生」 加藤「あれ!?元なんで1人で出てきたの」 元「起きたら誰もいなかったから」 加藤「ナースコールあったでしょ?つうかバイブはー?」 元「置いてきた」 加藤「置いてきたじゃないよ。もう……」 佐々木「あれ!?」 森田「起きた」 加藤「バイブ自分で抜いてきたらしい」 森田「どこまでも自由だな」 元「立ったら抜けたの」 加藤「抜けるに決まってるから。 ほら戻るよ」 元の手を引き治療室へ戻した ・ ・ ・ 元「なんでみんな来るの」 佐々木「先生達みんな元が心配だから」 元「ふーん。 ねぇ、転んだ時口噛んだみたい」 加藤「見せて」 元の口にライトを当て覗き込んだ 加藤「どのあたり?」 元「舌」 これは噛んだというか…… 加藤「口内炎出来てるね。他にもたくさんあるし……薬出しておくからあとで看護師さんに塗ってもらって」 元「ぅん」 佐々木「お尻もちょっと見せてね」 元「……嫌」 佐々木「あれ苦笑。」 加藤「昼寝してちょっと元気になったな苦笑。午前大人しくて心配だったんだよね」 元「…変な器具挿れないならいいよ」 佐々木「これ(肛門鏡)?」 元「…分かんないけど…それなの…?見たらもっと嫌になった」 加藤「これ挿れないと見えないから頑張って」 ムスッと顔を横に向け何度話かけても返答がなかった。 佐々木「元深呼吸しててね」 元「…………」 佐々木先生が肛門鏡を手に取り肛門に押しあてた 元「!!!」 足を閉じガバッと起き上がった元の身体を抑えた 加藤「落ちるよ、びっくりした」 元「…むり…はぁはぁ…痛い泣」 プルプルと小さく震える元の背中をさすった 佐々木「震えちゃうほど痛いのか……じゃあ器具挿れないから指ならいいかな?」 元「……指も…いや…泣」 森田先生と元を寝かせて、身体を固定した 元「嫌だ!!泣」 佐々木「ごめんねー、頑張ってー」 チクッ 元「あゔ!!!いだーーーい」 佐々木「……これは痛いねー…… ごめんね、ありがとう」 元「はぁ…はぁ…はぁ…泣」 森田「バイブ挿れておく?」 佐々木「そうですねー。」 元「もうダメ!!泣おしまい」 加藤「でも夜ゆっくり寝たいんでしょ?消灯までバイブ挿れておいたら夜楽だと思うよ?」 元「でも無理」 森田「今みたく何も挿れてない状態は痛くないの?」 元「……ちょっと痛い…けど…我慢できる」 森田「痛いんだ……うーん。」 元「我慢出来る!泣」

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