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相談②
【元サイド】
元「昨日なんで来なかったの……」
加藤「寂しかった?」
元「…さみしくない……」
加藤「無理しちゃって笑。」
元「昨日佐々木先生がずっといてくれたからめちゃくちゃ最高だった…」
加藤「ふーん笑」
元「痛いって言ったらずっと腰摩ってくれるし…飲み薬サボらせてくれたし…散歩連れて行ってくれたし…レントゲンだったけど……」
加藤「優しいよねー佐々木先生」
元「………」
加藤「元ちゃんは俺いなくても佐々木先生がいれば大丈夫そうだね笑」
元「…………」
加藤「……まぁそんな事より、せっかく来たし一緒に今日の採血結果見てみない?」
元「………見ない」
加藤「ビビりちゃんなんだから笑」
元「っ……。」
加藤「自信ない?」
…………。
元「……よかったか悪かったかだけ聞きたい……」
加藤「どっちだと思う?」
元「…普通に具合い悪いから…悪かったんじゃない……」
加藤「いつからそんなネガティブちゃんになった?笑。
採血結果は良かったよ」
えっ!
加藤「見る気になった?」
加藤先生がタブレット端末で採血データーを見せてくれ、一つずつ説明してくれた
元「いいじゃん!」
加藤「うん、いいでしょー笑。
あとは午後の精液検査次第かな」
…………
元「……誰がやるの…」
加藤「佐々木先生じゃない?元ちゃんもその方が負担少ないでしょ?」
元「…………加藤先生いないの?」
加藤「いるよ。でも患者は元ちゃんだけじゃないからねー。他の子のところも行かなきゃさ」
元「…………俺治療頑張ってると思わない?」
加藤「どうしたの急に笑。
すごーく頑張ってるよ」
元「……だからわがまま言ってもいいよね?」
加藤「?」
元「………加藤先生に精液検査してもらいたい……」
…………///
加藤「ふっ笑。
(竹内先生、本人の口から生で聞けたぜ笑)」
元「…………」
ポンと頭に手を置かれわしゃわしゃと撫でられた。
加藤「元ちゃんの精液検査はやっぱり俺だよね」
元「///」
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