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外来診療〜処置室編〜
【森田サイド】
宮本 律
前立腺肥大による排尿障害で自己導尿 をしている
高熱が出ていると母親から相談の電話があり緊急で受診となった。
今外来の処置室で寝ていると佐々木先生から連絡があり勇人の治療を青木先生に任せて外来へ向かっているところ
高熱か…おそらく尿路感染 だろうな……
森田「思春期泌尿器科の森田です。宮本律どこですか?」
看護師「こちらです」
外来処置室の奥のベッドへ案内され、カーテンを開けると布団を肩まですっぽりかぶり丸まっていた。
森田「律」
律「………」
森田「熱何℃?」
看護師「38.6℃です」
森田「熱以外に症状ある?」
律「……腹痛い…」
やっぱりな。
森田「お腹診るから布団取るよ」
制服って事はこの熱で学校行ってたのか苦笑
森田「学校行ってたの?」
律「うん、2時間目で早退して病院来た」
森田「朝から熱あったんじゃないの」
律「測ってないから知らねー」
森田「知らねーじゃないから。
お腹押すよ」
膝を立たせてお腹を触診した。
森田「最後何時に導尿した?」
律「6時」
6時間経ってるのか…膀胱張ってるな
森田「膀胱留置カテーテル挿れる」
看護師「準備します」
律「管なら自分で挿れるし」
森田「熱あるからダメ。そもそも普段挿れてる管じゃないし」
律「はぁ…」
森田「いつからお腹痛かった?」
律「……先週かなー」
森田「先週から症状あったなら俺の外来サボるな」
律「……忘れてたんだって」
森田「何が忘れただよ。何回も着信入れただろ。
とりあえずしばらく入院ね」
律「マジかよー。。。最悪」
看護師「森田先生、準備出来ました」
森田「管挿れるよ」
律「ここで?」
森田「ここで」
律「やだぁぁ……せめて森田先生と2人きりがいい」
森田「あぁ。
俺1人で大丈夫なんで、なにかあったら呼びます」
看護師「分かりました」
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