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優しい先生達

【勇人サイド】 ………? 今何時?? 森田「起きた?」 ベッドサイドのイスに座り資料を眺めていた森田先生と目があった 僕結構グッスリ寝ちゃった感じ? 森田「体調どう?」 勇人「大丈夫です……」 森田「循環器の先生来たの気づいた?笑」 えっ…全然知らない笑。 勇人「分かんない…です」 森田「エコー検査中爆睡してる人初めて見たって笑われてたよ」 勇人「えっ…///」 恥ずかしい。 森田「心臓は一応問題ないみたいだから安心して」 勇人「はい」 森田「今までも心臓苦しくなることあった?特に治療中とか」 勇人「……ないと思います…」 森田「それならいいけど、性的興奮とか激しい運動で心臓苦しくなっちゃうのなら治療続けるか考えなきゃいけないからさ」 勇人「…はぃ…」 森田「今のところ今回の原因は促進剤で一過性に心臓に負担がかかっちゃったみたいだね」 そうなんだ……怖い 森田「これからの治療方針なんだけど、今まで通り電気と精力剤ジェル、今回の件があるから促進剤は極々微量な量を投与して全身管理しながら治療進めて行く予定。」 全身管理…… 森田「薬の量が安定するまではこの部屋で治療ね」 勇人「えっ!!」 思いがけずこの部屋に来てしまった。全然心の準備出来てないよ。 森田「……暇だろうからナースステーションまでは出てもいいよ。」 全然嬉しくない。 森田「テンション落ちちゃった?」 勇人「…ちょっと」 森田「大丈夫、先生いるから」 ポンポンと頭を撫で少し安心した顔をして部屋から出て行った。 ・ ・ ・ 森田先生と入れ替わるように佐々木先生が心配そうな顔をして部屋にきた 佐々木「勇人ー大丈夫??」 佐々木先生の大きな手で顔を包まれて少し恥ずかしくなり目線を下にズラした 佐々木「ごめんね先生苦しかったの気づいてあげられなくて」 勇人「うん……」 今回の件先生達からすげー謝られるな。甘えてみようかな 勇人「……今日辛かったから甘えたい…///」 佐々木「あれ笑。特別だよ、何してほしいの?」 勇人「うーん…とりあえず腰摩ってほしい……」 言っちゃったぁ/// 佐々木先生がベッドに腰掛けて腰を優しく摩ってくれた。 気持ちいい…… 午前治療痛くて力入れちゃったから腰痛かったんだよね 佐々木「腰痛いの?」 勇人「はい……」 佐々木「じぁあ明日は1日治療入れてないからゆっくり休んでね」 明日治療ないの!!やったぁ!!辛かったけど先生達優しいし治療もないし!実は天国来ちゃったんじゃない!!

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