【佐々木サイド】 翼のルーティンも終わり治療室に連れては来れたけど…… 翼「できない泣」 大号泣で一向に処置台に寝てくれない苦笑。 佐藤「出来るよ、大丈夫」 佐藤先生が手を繋いで説得を試みて20分 A班のやり方だと縛って無理やりやっちゃうところだけど、翼にそんな事したら一生心開いてもらえないだろうな苦笑。 佐々木「いつもこんな感じ？」 佐藤「いや…今日はちょっと恐怖心が強いみたいですね。」 竹内「治療終わったらまたお絵描きしようよ？」 翼「…………」 佐藤「竹内先生また遊んでくれるってよ？早く治療終わらせて楽しい事しよ？」 翼「…………」 チラッと竹内先生を見て、ゆっくり処置台に横になってくれた。 竹内「偉い偉い笑」 竹内先生が翼の近くに座り、アニメの話で和ませてくれている間に佐藤先生のレクチャーを受けた。 佐藤「横向きじゃないと嫌がるので、体位はこのまま横向きで、足の間にクッションを入れます」 佐々木「はい」 佐藤「普段通りちんちんを消毒して、90℃に立たせて管を挿れていくんですけど、深呼吸は嫌がるのでそのままスッと挿れていきます」 佐々木「大丈夫なの？」 佐藤「案外大丈夫です」 痛がって暴れそうだけどな…… 佐藤「翼管挿れるよ」 翼「うん」 グチュ　グチュグチュ 佐藤「オッケー」 え？笑。痛がらない 佐藤「管入るのは抵抗感ないみたいなんですよね」 佐々木「凄いね、痛がらないんだ」 佐藤「慣れたみたいですよ」 佐々木「なるほどねー」 佐藤「ただ生理食塩水で膀胱洗っている間が違和感あるみたいなので、あとはひたすら腰摩ってあげる感じです」 佐々木「なるほど苦笑」 佐藤「一回血の塊で管詰まりそうになってそれがトラウマなんですよね……」 翼「痛いから絶対詰まらせないで泣」 佐藤「大丈夫、先生達見張っておくから」 佐々木「洗浄中1人で置いておけないってことかー苦笑。1時間は付きっきりだね」 佐藤「そうです」 これはなかなか大変だな苦笑