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朝診察〜触診〜

【律サイド】 元の診察が終わったらしく、カーテンをサッと開き、こっちにそのまま加藤先生が向かって来た。 加藤「はい次律〜」 気怠そうにカーテンを閉めて手袋をはめ、ベッドサイドのイスに腰掛けてジッと見られた。 律「何?」 加藤「何じゃなくてパンツ脱いでベッドにゴロンして」 律「その前にさ、管固定してるテープ取れたっぽいんだけど」 加藤「貼り直してあげるから、とりあえず横になってくんない?」 律「……点滴ってまだ続くの?」 加藤「続くよ」 律「身体楽になってきたから今週には帰りたいんだけど」 加藤「森田先生が帰さないって言ってたから無理じゃない?」 律「え?マジ?」 加藤「いいから横なって」 体調良くなってきたのに帰さないってどういうこと?? まさかまた前立腺肥大の治療積極的に進めようとか考えてる? 今のまま内服治療でいいんだけど。 律「俺治療はやらねーよ?」 加藤「『やらねーよ』じゃないんだわ。ずっと管挿れたまま生活するわけにもいかないでしょ?今回みたいに感染までしちゃってるなら管理も全然出来てないわけだし」 律「たまたま熱出ただけだって!!次はちゃんと管管理するから!前回テスト合格して退院したわけだし!」 加藤「治療の方針はまたあとで先生達と相談しよ」 律「やだ!!今週退院するから!」 加藤「(はぁ。)…少なくても今週中の退院はありません」 律「じゃあ来週ね?決定★」 加藤「……とりあえず触診するから横になりなさい」 律「優しくやってね」 加藤「いつも優しいです」 パンツを下げてベッドに横になり足を開いた 冷たいジェルを塗られて軽く馴染ませスルッと指を挿入された 律「あぁぁ…痛い。触診嫌い。しんどい」 加藤「もう少し力抜いて」 律「出来ない」 加藤「深呼吸」 律「恥ずかしいからやだ」 加藤「は?グリグリするよ?」 律「優しくやってって言ったじゃん!!笑」 加藤「口答えするならグリグリしちゃうぞ?笑」 律「やめてやめて笑」 グニっ グニ 律「あぁ!ちょっと笑」 加藤「はい、触診おしまい。」 律「どう?退院出来そうだった?」 加藤「これっぽっちも退院できる前立腺の状態じゃありませんでした」 律「先生達さては俺を退院させたくないんだな笑」 加藤「そうそう、ずっと入院してなさい」 律「相変わらずイジワルだよね!笑」 加藤「イジワルで結構です」

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