【加藤サイド】 加藤「たくみ発見★」 佐々木「お疲れっ」 加藤「みんな元気にしてる？」 佐々木「今のところみんな安定してるよ」 佐々木先生とたわいない話をしながらナースステーションへ入るとデスクに勇人と森田先生がいた。 森田「全然課題手付けてないじゃん」 勇人「……提出期限あと2週間あるから大丈夫かなって……」 森田「大丈夫な量じゃないから！」 佐々木「どうしたんですか？」 森田「見てよこれ」 折り目すらついてないワークブックが数冊…… 佐々木「あれ苦笑。まさか全然課題やってない感じかな」 勇人「あと2週間あるから頑張る……」 佐々木「2週間かぁ苦笑。」 加藤「勇人ってさ、そもそも勉強は得意なの？これ解いてみなよ」 勇人「……数学はちょっと…」 森田「どの教科なら得意なの？」 勇人「……5教科はあんまり好きじゃない」 加藤「ダメじゃん笑。 とりあえず夕飯までどの教科でもいいから課題やりな？分からなかったら教えるから」 勇人「……一回部屋戻って休みたい」 森田「ダメ、ベッド戻ったら寝ちゃうでしょ君」 勇人「…………。」 ・ ・ ・ 渋々勇人が課題に取り組んでいる間に佐々木先生から昼間のA班の子達の申し送りをざっと受け、スマホをポチポチ 当直暇ならいいけど、なんか嫌な予感するんだよなー 勇人「佐々木せんせー」 佐々木「ん？」 勇人「秘密の話したい」 なんだ秘密の話って笑。余計気になるじゃん 佐々木「なんだろう笑。」 佐々木先生が勇人の隣に座り、2人がコソコソ話をしているのに聞き耳を立てた。 勇人「明日佐々木先生いますか？」 佐々木「いるよ」 勇人「治療佐々木先生がいい……」 あぁ、出た出た。佐々木先生ご指名パターンね 今日森田先生どぎつい治療したから嫌われたな笑。 佐々木「明日か苦笑。もうスケジュール組んじゃったなぁ」 勇人「おねがい……」 佐々木先生甘いからあんな可愛くお願いされたら、たぶんスケジュール組み直すな苦笑。 佐々木「ちょっと待ってねー、スケジュール見てみるね」 勇人「出来たら午前も午後も佐々木先生がいい」 勇人ここぞとばかりに甘えてるな笑。 佐々木「午後はどうにかズラせるけど……午前はなぁ苦笑。 竹内先生でもいい？」 勇人「竹内先生でもいい！★」 あーあ笑。また甘やかしてー 佐々木「じゃあこれで決定ね」 勇人「先生大好き！」 佐々木「ありがと」 はいはい、ご馳走様でした