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薬の追加
【勇人サイド】
来ない……30分待ったのに。
なんかまた熱が上がってきたみたいで身体が痛い
ガラガラ
来た!!
勇人「…せんせ…頭痛いし、気持ち悪いし…身体痛いから優しくしてほしい」
森田「あー…はいはい」
え?やった★優しくしてくれるんだ!!
森田「注射するから下脱いで待ってて」
勇人「はーい★」
…………ん?
ちゅーしゃ??
………注射!?
勇人「注射!!!!」
森田「ホントは今使ってる薬増量したいけど、色々症状出るみたいだから、別の薬注射で補おうかと思って」
勇人「注射ダメ!絶対!!」
森田「1日一回小さい注射追加するだけ」
勇人「嫌っ泣。尖ってるやつ全部嫌い」
森田「…あーそう。」
この部屋来てからただでさえ採血多いのに……注射まで追加とかありえない!
森田「勇人ーとりあえず下着脱いで」
勇人「なんか嫌になってきた…泣」
森田「…機嫌悪くなっちゃったか……苦笑」
森田先生がベッドに近づいて来て、持っていたシルバーのトレイを床頭台へ置いた。
森田「今日はベッドで治療の方がいいかな」
勇人「…治療って言うか…優しくしてほしいの」
森田「勇人の言う優しくって具体的に何?」
勇人「んー……トントンしながらお話しする。」
森田「…分かった。治療終わったらね?」
ベッド柵がガタッと下がる音がしてパジャマと下着を下ろされた
勇人「でも今それやりたい」
森田「俺1日勇人にほぼ付きっきりなんだからいつでも出来るじゃん」
勇人「でもでも泣」
ガシッと手を掴まれてベッドに固定をされた
森田「注射したらトントンしてあげるから」
勇人「注射はダメ!!泣。」
あれ?注射って……腕じゃないの?
勇人「どこに注射するの?」
森田「陰嚢」
勇人「いんのう??」
いんのうって玉だよね??え??
勇人「無理無理!!泣」
森田「暴れない!」
勇人「嫌だもん!泣」
ギシッと音を立ててベッドが沈み込み、足の上に森田先生が馬乗りになった
勇人「こわい泣」
森田「ちょっと痛いからねー」
痛いの??泣
チクン!!!
勇人「ひぃぃ!!いだーい!!!泣」
森田「薬入るよー」
勇人「はぁ…痛い…グスン……」
やばい……なんか目の前キラキラして白くなってきた……はぁはぁはぁ…
バタン………
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