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薬の追加③
【森田サイド】
とりあえず酸素安定するまでは側にいる事を約束してしまったため、ベッドサイドでカルテを眺めながら勇人の側に付き添った。
5リットルあった酸素も3リットルまでは下げらたものの、なぜかそれ以上下げると酸素飽和度を保つ事ができず、3リットルのまま様子をみることにした。
血圧も80台でいつもより低めなままだし……これも促進剤の影響だとしたら困るんだよな……
勇人「…せんせ…トントンしてほしい」
森田「はいはい」
動脈血採血したら勇人ますますグズリそうだよなー……
お昼頃まで酸素下悪かったらやればいいか。
勇人「…眠い……」
森田「少し寝ていいよ」
勇人「…はぃ……」
勇人寝たら一旦離れられるな笑
勇人「寝たいけど眠れない」
森田「いいから寝て」
勇人「寝たら先生いなくなっちゃいますか?」
森田「いなくなるって言ったら?笑」
勇人「えぇ……具合い悪くなっちゃおうかなぁ……」
バシッ
勇人「痛っ笑」
森田「なんで叩かれて嬉しそうなの笑。
冗談言ってないで早く回復して。治療進めたいんだけど」
勇人「僕このままでいい♪」
森田「よくないから(呆)」
勇人「先生、トントン忘れてる」
森田「忘れてません笑」
絶対寝かせてやる
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