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残された者たち②
【悠太サイド】
佐藤「悠太1人ぼっちだね笑」
悠太「俺だけ置いてきぼり」
佐藤「律はまたお散歩行っちゃった?」
悠太「律君治療」
佐藤「正当な理由だったか笑。」
悠太「先生、新しい薬さぁ飲みにくいね」
佐藤「悠太粉薬苦手だもんね。お母さんお薬ゼリー買って来てくれたんじゃないの?」
悠太「ゼリー混ぜると苦くなるんだよね」
佐藤「そうなんだ……シロップ出してあげようか?粉薬水で溶かしてシロップ混ぜて飲んでみなよ」
悠太「やってみる!」
佐藤「実験だね笑」
佐藤先生やっぱり神レベルの優しさ★安心感半端ない
佐藤「それはそうと、さっきフラフラ歩いてるの見かけたけど、もしかして熱ある?」
悠太「ふぇ!?」
佐藤先生どこで見てたんだ??
悠太「熱測ってないからなぁ……んぅ…何℃なんだろうなぁ……」
佐藤「体温計あるんだから測ればいいじゃん笑」
悠太「………はぃ。」
俺知ってる……熱あったら坐薬挿れられるやつだ。
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佐藤「坐薬挿れたらいいよって言うまで安静ね?」
結局38.0℃あったからやっぱり坐薬挿れられることになった。
悠太「坐薬苦手だなー、、、」
佐藤「入る瞬間チクッとするもんね」
悠太「先生入れた事ある?」
佐藤「……俺ね、佐々木先生に挿れられた事あるよ笑。」
悠太「え??なんで??」
佐藤「初めての当直中に発熱したから苦笑」
悠太「その話知りたい」
佐藤「いいけど、坐薬挿れてからね」
………ですよね笑。
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佐藤「鼻でゆっくり呼吸しててねー……入るよー」
チクッ
あゔ……変な感じ……
佐藤「動かないよー…まだ力抜いててねー」
悠太「ふぅー……」
佐藤「はいオッケー……」
無事に坐薬が入り、布団を優しくかけてくれ、昔話をしてくれた。
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